茂木外相、中国総領事の「汚い首斬ってやる」投稿は「極めて不適切」「適切な対応を強く求めていく」

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【ナイアガラ・オンザレーク=傍田光路】高市首相の台湾有事に関する答弁を巡る中国の駐大阪総領事のX(旧ツイッター)への投稿について、茂木外相は12日午後(日本時間13日午前)、「日中関係の大きな方向性に影響が出ないように、適切な対応を中国側がとるように強く求めていく」と述べた。
訪問先のカナダで記者団に語った。
中国の薛剣(シュエジエン)駐大阪総領事は、中国による台湾の海上封鎖が発生した場合、「存立危機事態になり得る」とした高市首相の答弁を伝える記事を引用し、「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」と投稿。日本政府が抗議していた。
茂木氏は投稿について、「在外公館の長の発信として極めて不適切だ」とあらためて批判。外交官の受け入れ国が滞在を拒否できる「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)」に指定するかについては言及しなかった。

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