《生後3か月の娘を包丁で切りつけて…》「旦那は事件が100パー起こらないって思っている」“車椅子インフルエンサー”(28)が吐露していた“夫婦関係での葛藤”

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11月4日、東京・世田谷区の自宅にて生後3か月の女児を殺害した疑いで母親が逮捕された。痛ましい事件を起こしたのは、YouTubeのチャンネル登録者2.16万人の鈴木沙月容疑者だった(28)。先天性骨形成不全症という持病を患いながらも「車椅子YouTuber」としてファンに希望を与えていた鈴木容疑者は、なぜ我が子・優愛ちゃんに手をかけてしまったのか──。【前後編の後編。前編を読む】
【写真】鈴木容疑者が犯行自白2時間前に連投していた「ストーリー投稿」。親権や子育ての苦悩が綴られていた
鈴木容疑者は「内藤沙月」名義でYouTubeやX(旧Twitter)、Instagram、TikTok、ブログといったSNSを運営するインフルエンサーだった。YouTubeのトップページには「『障がいがあっても自分らしく暮らす』をテーマに、旦那と一緒に撮影&編集を頑張りながら、みんなに役立つ情報や楽しい時間をお届けします」などと掲げていた。
その言葉通り視聴者に希望を与えるような発信を続けていた鈴木容疑者は、メディアの取材もたびたび受けていた。直近の10月には、オリコンニュースによるインタビュー記事も公開されており、まさに被害者となった優愛ちゃんを授かったことの喜びを語っていた(現在削除済)。
インタビュー記事では、鈴木容疑者が4年前に死産を経験したこと、そのことに対し「子供を産むべきではない」と中傷を受けたこと、そしてその言葉に傷ついたことを明かしていた。それでも、優愛ちゃんを授かったよろこびをこう明かしていた。
〈今回娘を授かったと知った瞬間、心が晴れて前を向けました〉
その後、9月17日はYouTube動画で『ママになりました』と報告。「前回、妊娠報告の動画を出した時に、結構ね、アンチのコメントをたくさんもらって……『車椅子・障がい者は子どもを産むな』とか、そういうコメントとかももらったので、それで結構ね、メンタル的にもやられてしまった」などと明かしていた。
そうして授かった待望の子供だったが、産後3か月で、鈴木容疑者は心理的に追い詰められていたのかもしれない。前編記事でも触れたように、鈴木容疑者は自ら通報した時刻の約2~3時間前、子育てや家族関係の苦悩をインスタグラムのストーリーに連投していた(現在削除済)。
〈喧嘩が長引いてるから産後ケアに行って帰ってきたけどそれでも上手くいかず。旦那は1人で外食に行くし夜は旦那が見てくれてるけど夜私が寝てる時に赤ちゃん置いてタバコ吸いに外に出てるし。無言で外に行くし。〉
〈旦那は事件が100パー起こらないって思っているから、私が遊びにいってもどこで遊んでくるの? 何時に帰ってくるの? は聞かなくていいらしい。さつき(鈴木容疑者)は大人だし大震災も起きないし朝まで連絡なくてもさつきは必ず家に帰ってくるから。だって。〉(原文ママ)
優愛ちゃんの命を奪ったのは、他ならぬ鈴木容疑者が起こした事件だった。容疑者と優愛ちゃんが住んでいたマンションの玄関には、花と幼児用のお菓子が手向けられていた。
警察の取り調べに対し、鈴木容疑者は「主人と離婚協議中で、親権をとられるくらいなら娘を殺して自分も死のうと思った」などと話しているという。警察は犯行の詳細について調べている。
(了。前編から読む)

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