橋下徹氏 高市首相“午前3時の勉強会”に関する野党への批判に「ネットの中で広がってますけど」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

元大阪府知事で弁護士・橋下徹氏(56)が9日放送のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。高市早苗首相の「午前3時の勉強会」に関する野党への批判に反論した。
高市首相は7日午前9時から行われる就任後初の衆院予算委員会に万全の態勢で臨むため、夜明け前の午前3時から公邸での勉強会を設定。8人の秘書官と約3時間、答弁準備を行った。予算委で未明の勉強会について質問されると「まだ役所の方も質問がとれてなくて答弁書も全くできていないという状況だった」と説明し、「秘書官やSP(警護官)、運転手には迷惑をかけた」と謝罪もした。
同局の解説委員長の松山俊行氏は「元々国会のルール、慣例的なルールですけれども、2日前の正午までに質問案を送る、それは野党も含めて。実際には前日の深夜までそのなかなか質問が来ないというケースもある」とし、そこから答弁書を作成するのは時間がかかると説明。とはいえ、午前3時のスタートは「歴代政権の中でも相当早い時間設定」だとし、「岸田政権などでは早くても、ま、5時半っていうのがあったんですけども、そうすると役所の人も1回家に帰って、ちょっと寝てから、朝行くってことができる。今回の場合は(答弁案がまとまってから勉強会まで)ほとんど繋がってしまうということで、徹夜の官僚の人もいたんじゃないかと言われています」と指摘した。
橋下氏は「この件でちょっと野党の質問が遅れているんじゃないかという意見がネットの中で広がってますけど」と前置きした上で「一応、木原官房長官の会見では、6日のお昼までには野党は質問者全部、全部通告をしていて。もっと言えば2日前にできないのはこの予算委員会が5日に決定した。2日の準備期間ってないわけですよ。これ国会システム全体の問題で、今回の件に関しては、野党としてはある意味しょうがなかった事情はあったと思うんですよ」と理解を示した。
橋下氏は同番組内で「国会システムがあまりにも非生産的、前近代的。こんな日本で一番非生産的な組織で、日本の生産性を考えるなんて、もうブラックジョークだと思いますから」と指摘していた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。