今年11月5日、総合商社の2025年度中間決算が出揃った。三菱商事や三井物産など大手5社のなかでも一際目立つ好業績となったのが「伊藤忠商事」だ。
同社の中間決算は、純利益が前年同期14%増の5002億円。5000億円の大台を超え、中間期としては過去2番目に高い値を示した。市場予想平均(4950億円)を上回ったことに市場も好感し、株価は上場来高値を更新。時価総額では三菱商事を抜き、総合商社トップに立った形となる。
この伊藤忠商事の飛躍の背景に「ある“やんごとなき方”の影響が少なからずあったのではないか」と業界関係者たちは言う。その人物こそ、つい先々月に成年式を終えられたばかりの秋篠宮家の長男・悠仁さま(19)だ。
悠仁さまと伊藤忠商事とにいったい何の縁が? と訝しがるのも無理もない。その理由を紐解く前に、伊藤忠商事の業績が好調だった理由について、業界紙記者がこう解説する。
「伊藤忠商事の中間決算をセグメント別に分析すると、食料や情報・金融、ファミリーマートを所管する『第8カンパニー』などのセグメントが過去最高収益を更新するなど好調でしたが、その中でも成長著しかったのが、繊維セグメント。特に子会社である『デサント』の業績が絶好調でした」
デサントと言えば、大阪に本社を置くスポーツウェアメーカー大手。古くから野球ユニフォームの製作や水泳用品ほか、近年では高い保温性を誇る国産ダウンジャケット「水沢ダウン」でもよく知られている。
元々、衣料品事業に強みを持っていた伊藤忠商事は’24年8月に、自社との連携や相乗効果を強めること目的に、TOB(株式公開買い付け)によるデサントの完全子会社化を発表。そこからすでに丸1年が経過している。
完全子会社化まで紆余曲折あったことは周知の通りだが、結果を見れば、伊藤忠商事によるデサントの子会社が“正解”だったことは間違いない。
そんな先見性のある伊藤忠商事でも、「ここまでの好業績は予想できなかったはず」と前出の業界紙記者は指摘する。
「同じく11月5日に開示されたデサントの2025年度第2四半期決算を見ると、前年同期比で売上高こそ微減ではありますが、経常利益・純利益ともに大きく伸びています。
その一因として、国内における直営店事業が好調に推移していることが挙げられますが、実はデサントの国内の売り上げ増に一役買っているのが“悠仁さま”ではないか、と業界では専ら話題です。というのも、悠仁さまは高校時代から現在に至るまで、私服としてデサントのジャケットやバックパックを愛用しています。
これまでは、皇族の方々は一目でどこのブランドか判別できるようなブランド物は着用しないというのが常識でした。ところが、理由は分かりませんが、悠仁さまだけはデサントのロゴ(3本の下向きの矢印)がデカデカと入った品を着用してくれる。その広告効果は絶大でしょう」
実際、メディアなどで悠仁さまの私服姿が報じられると、その都度SNS上では、どの商品かを伝える投稿もよく見られた。つづく【後編記事】『悠仁さまは「大谷以上の影響力」を持っていた…愛用ブランド「デサント」が爆売れ中』では、引き続き悠仁さまが有する《影響力》を検証する。
【つづきを読む】悠仁さまが実は「大谷以上の影響力」を持っていた…愛用ブランド「デサント」が爆売れ中