7日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・午後9時54分)では、高市早苗首相が初の予算委員会の答弁に備えて、「午前3時に勉強会」を行ったことを報じ、国会でその点について与野党から質問が行われ様子も伝えた。
同局の官邸キャップは、石破茂前首相や岸田文雄元首相の場合も予算委前は午前5時から始めていて、早朝から準備するのが通例だが、午前3時は異例だと説明した。
これを受けて、キャスターの大越健介氏は「総理大臣が激務だというのは、誰もが理解していますが、同時に日本のトップリーダーとして、その働く姿というのは一つの国民のロールモデルであってほしいなという風に思うんですね。ご自身、そしてご自身を支える人のワークライフバランスというものも守る、そのお手本としての姿も示していただきたいと思うんです」とコメント。
続けて「そしてもう一つ。ここまで総理とスタッフを追い詰めたのは、国会答弁のシステムにも問題があります」と指摘。審議の場について、工夫できる点があるとし「たとえば、質問者はすべて道理の言葉を言質に取ろうと総理に質問するのではなくて、担当閣僚に効果的に質問するといったやり方はいくらでもあると思います」と話した。
そして「永田町や霞が関は別世界だという声を当事者から聞くんですけれども、そういったボヤキがこの界隈(かいわい)から消えることを願っています」と締めくくった。