維新・藤田文武共同代表、「偉大な創業者」の橋下徹氏について「一緒に働いたことがないんです」「接点がない」

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大阪・ABCテレビのニュース情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜・前9時30分)が8日、生放送され、自身の公金還流疑惑で渦中にいる日本維新の会・藤田文武共同代表がパネリストとして出演。維新創設者の弁護士・橋下徹氏にX(旧ツイッター)で批判されていることに対して見解を述べた。
番組では橋下氏の「実費分以上に利益が発生していたら政治家として完全にアウトだろう」などの趣旨の投稿を紹介。国会議員経験のない橋下氏と現在は国会議員ではない吉村洋文代表ら「大阪組」と、馬場伸幸顧問と藤田氏の「国会組」の間に根深い対立構造があるのではないかと指摘された。
藤田氏は以下のように答えた。
「今は(対立は)ないと思ってて。何でかというと、吉村代表と僕は正直言うと結構仲良しなんですよね。今回の件も(吉村氏が)『どうしましょう』って言うので『ご指示に従います』っていう感じだし。連立合意の時もね、毎日のようにやり取りしてないとあんなうまくいかないわけですよ。毎日ツーカーでやらないと。大阪の諸先輩方、大阪の改革をどっぷりやられてこられたベテランの人も、今回の件で『おまえ、偉そうにすんなよ』『キレそうなっても我慢せえよ』とか『応援してるで』とか、むちゃくちゃ連絡いただいて。そこに亀裂があるようには、僕はあんまり感じたことはないんですけどね」
さらに社会学者の西田亮介氏に「橋下さんのことって、例えば厳しく批判されたりとかするんですか?」と問われると、藤田氏は、「僕がですか。それは一切しないです。僕の性格かもしれないですけど、橋下さんは偉大な創業者だと思うんですよ。それを引き継いだ(自分は)副社長みたいなもんじゃないですか。だから創業者に対する敬意っていうのは、多分一生ある。ただ、結構考えが違うところもあるので、そこはもう既に利害関係のない外部の方であり、有識者であり、著名人であるという、多くの人と基本的に僕は同じ扱いをしてまして、自分の中で。だから、それ以上でも以下でもないというか」と話した。
さらに、「ただ何で僕がそう言ってるかというと、橋下徹さんと一緒に働いたことがないんですね。橋下さんが引退されただいぶ後に維新に入ってるし。橋本さんがおっしゃるように『大阪改革を体験してないからやろ』と言われると、いや、その通りで。それを言われても困るんですけど。でも2012年に維新政治塾っていうのに入って、大阪の(改革の)ことも言ってたけど、全国のそれこそ高橋先生(パネリストの経済学者・高橋洋一氏)とかにも入っていただいてね。要するに、全国の改革プランをくんだことに感銘を受けて維新に来たわけですよ。だから、橋下さんがいた当時に感銘も受けているし、そして入ったのはもう引退された後だったんで、接点がないという。そんな割り切りというか、心のすっきりさもあってですね…」としていた。

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