立憲民主党の辻元清美議員が30日、Xを更新。高市早苗総理の日米首脳会談等の外交のふるまいについて「高市総理が尊敬するサッチャー首相だったら、どうしただろうと考える」と振り返った。
高市総理が横須賀米軍基地で拳をつきあげ飛び跳ねる姿に、多くの意見が飛び交っている。辻元議員は、「高市総理を批判する投稿に対し、『男に媚びてきた』『女の敵は女』『ジェンダー議論の代理戦争』など様々な意見が相次いだ」と切り出し「どれもミスリードだと思う」と断じた。
高市総理が信頼関係を築こうとしていることは「伝わってきた」「準備期間も短い中で大変だったと想像する」とした上で、「検証すべきは『この局面、外交上どんなふるまいが適切だったか』だ」と指摘し「疑問だったのは、アメリカ=他国の空母に乗り込んで、まるでエキサイトしているかのように見せた高市総理の『ふるまい』だ」とした。
「気が緩んだのでは」という指摘については「アメリカの原子力空母の上で、トランプさんを隣に気が緩む人がいたら逆にすごい」とし、気が緩んだための行動ではないと推察。「つまり、考え抜いた末での選択であればこそ問題なのだと思う」とした。
「所信でも強い言葉で安全保障政策を語った高市総理の、米原子力空母上での『防衛力を抜本的に強化』宣言は、世界にどのようなメッセージを送ったのか」「『多角的な外交・安全保障』をうたう日本にとって、これが果たして『国益』のためによかったのかどうか疑問だ」とも指摘。
そして「高市総理が尊敬するサッチャー首相だったら、どうしただろうと考える」とし「さて仮に、小泉防衛大臣が同じ『ふるまい』をしたらどうだろう。『軽すぎる』『誤ったメッセージを送りかねない』と批判されても『だから男は』とはならないし、批判の声が『男の嫉妬』ともならないだろう」と想像。「外交と安全保障のリアルこそ議論しなくては」と結んでいた。