実の娘に性的暴行の男 一審判決を不服として控訴

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黒部市の自宅で当時高校生だった娘に性的暴行を加えたとして、準強姦の罪に問われた父親の弁護人はきのう、富山地方裁判所が言い渡した懲役8年の一審判決を不服として控訴しました。富山地裁によりますと、きのう付けで大門広治被告(54)の弁護人から控訴状が提出されたということです。実名を明らかにして性被害の撲滅を訴えてきた被害者で娘の福山里帆さんは、控訴を受け、「裁判所の判決ですら、父の心には届きませんでした。残念ではありますが、私は最後まで、真実のために、そして今も苦しむすべての家庭内性被害者のために戦い抜きます」とコメントしています。一審判決によりますと、大門被告は2016年8月、黒部市の自宅で当時高校生だった福山さんに対し、抵抗できない状態で性的暴行を加えました。性的虐待は福山さんが中学生のころから繰り返されていたということです。富山地裁での一審で大門被告は「娘は逆らえない状態ではなかった」などとして無罪を主張していました。

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