フリージャーナリストの浜田敬子氏が29日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。トランプ米大統領の来日と高市早苗首相の立ち回りについて私見を語った。
高市氏は28日、27日に来日したトランプ氏との日米首脳会談に臨んだ。高市氏が防衛力や日米安保のさらなる強化を訴えたのに対し、トランプ氏は日本と合意した対米投資の着実な履行をあらためて取りつけた。
高市氏はトランプ氏をノーベル平和賞に推薦することを伝えたり、安倍晋三元首相のパターをトランプ氏に贈るなど、サービス満点の外交ぶりだった。その後はワーキングランチ、横須賀基地への訪問にも同行。強固な日米関係の構築をアピールした。
横須賀基地では、トランプ大統領から「近しい友人」と紹介され、高市総理は満面の笑みを浮かべながら拳を突き上げ、聴衆に向けてグッドサインする様子も見せた。
そんな姿に、テレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生氏が「横須賀でかなり弾けてましたね。本人もうまくやるべきことはできた、それから難しい問題は回避できた、そんな中で、この表情っていうことなんだと思います」と指摘。羽鳥慎一アナも「あんなに何回も手挙げているのはあんまり見ないですもんね」と話した。
意見を求められた浜田氏は「高市さんは安倍元首相の後継者だということを最大限に生かされたなということと、トランプさんってやっぱり、例えば資料棒読みとか絶対一番嫌いますよね。なので自分の言葉で話すとか、やっぱりフランクに、ユーモアを交えてとか、アドリブをちゃんときかせるっていうのは素晴らしいコミュニケーションを発揮されたのかなと思った」とし「もちろん今回の目的っていうのは個人的な友好関係を築かなきゃいけないってことが第一の目的なので、そこはある程度成功されたと思う」と見解を示した。
続けて「高市さんって女性初の首相でもあるので、やっぱりどう見えるかって、もう少しやっぱり国民の目も意識された方がいいのかなと思ったのは、やっぱちょっとはしゃぎすぎた場面とか」と指摘。「緊張が解けたんだと思うんですけど、まずやっぱりツーショットになった時にちょっと肩でこうやったりとかっていうのが、なんか、私は個人的にはやっぱり堂々としてほしかったっていうのはあります」と苦言。「もちろん堅苦しいっていうのはトランプさんは嫌うからあれなんですけど、でもやっぱり初の女性首相としてどう見えるかっていうのは、やっぱりもう少し意識してほしかったなっていうのは思います」とコメントした。