小泉進次郎氏(44)の後任の鈴木憲和農水大臣(43)が22日の就任会見で、いまだお米の価格が5キロ4000円超の水準であることは認識していると述べたうえで、米価高騰対策としての増産や備蓄米放出に否定的な見解を述べた。元農水官僚。
「私たち農林水産省が価格にコミットすることは、政府の立場ですべきでないと考えます」「私の立場で価格が安いとか高いとか申し上げません。価格はマーケットの中で決まる」と述べた。
「私たちの責任は供給の確保」とし、「すでに不足感は払しょくすることができたと思います」「基本は需要に応じた生産」と述べた。
現在の高騰に「今の価格だと買えない方に対応するとすれば、今は物価高対策の中でおこめ券も含めてお米クーポンも含めて対応するのが今すぐにできることだと思いますけど、中期で見ると、様々な需要が正直どれくらいあるのか、国として考えるべき」と語った。
直近対策は「実例を申し上げれば、おこめ券を配っている自治体もある。様々な事例を研究しながら検討して参りたい」とした。
進次郎路線からの転換とも映る発言に、ネットが反応。小沢一郎議員は「おこめ券?あまりにいい加減ではないか。農水大臣は大丈夫なのか?」と投稿した。
少なくとも「おこめ券」の例示は反発を招く結果となり「この人大丈夫か?、不安でならない」「天下の愚策再び」「お米券出すなら、2万円給付とかわらんだろ!」「新しい農水大臣、本当に大丈夫かな?」「どうせばら撒くなら、お米券より現金の方がまし」「物価高対策がおこめ券だと?国民をなめてるのか」「おこめ券?現金2万円のほうがたくさん買えたんじゃないの?」「令和のマリーアントワネットって言われてて笑えないけど笑っちゃった」「おこめ券の例示は悪手と言わざるを得ませんね」「また来たお米券。ホントに呆れるわ」「不安しか」と反応する投稿が相次いでいる。