一家4人死亡火災は「4人のうち誰かが放火」…建物解体中には死後1年以上の遺体見つかる

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東京都東村山市多摩湖町で今年5月、一家4人が死亡した火災で、警視庁東村山署は9日、現場の状況から4人のうちの誰かが家族を殺害するために放火したと判断し、容疑者不詳のまま殺人容疑で東京地検立川支部に書類送検した。
警視庁幹部によると、火災は5月9日未明に発生。2階建て住宅が全焼し、2階にいた一家4人が死亡した。いずれも死因は一酸化炭素中毒で、衣服からは灯油の成分が検出された。
出火直前、この住宅のインターネット回線を通じ、警視庁の情報提供サイトに「放火、焼身、心中」などと書かれたメッセージが届いていたほか、世帯主の男性(当時65歳)が火災の前に灯油やライターを購入していたことも判明。第三者が侵入した形跡はないことなどから、東村山署は4人が心中を図ったと判断した。
一方、5月24日には現場の解体作業中、男性の三男の遺体が見つかった。司法解剖の結果、死後1年以上が経過していた。死因は特定できなかったが、遺体が長期間放置されているなど不審点が多く、東村山署は他殺の可能性も否定できないとして、三男の死亡についても容疑者不詳のまま殺人容疑で書類送検した。

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