「俺はセクハラの塊」「また違う男を連れ回している」…京都副知事の発言で調査委設置の考え

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京都府の山下晃正副知事(70)が、性差別問題などに取り組む一般社団法人「Voice Up Japan」(東京都)の女性代表理事にセクハラ発言をしたとされる問題で、府は9日、女性から届いた公開質問状への回答を公表した。
第三者による調査委員会を設置する考えなどが示されている。
女性によると、副知事は11月15~17日に公務で訪れたスペイン・バルセロナのイベント会場で、女性に「俺はセクハラの塊みたいなもんだからな」「また違う男を連れ回している」と発言したという。
女性が同25日、内容を記した意見文を府の窓口にメールで送ると、副知事から3回にわたって直接返信があった。しかし、府から回答はなく、女性は今月1日、府に今後の対応や取り組みを問う公開質問状を送付。府は同8日に回答した。
回答書では、第三者による調査委員会の設置に向け、弁護士らの選任を進めていると説明。全職員が12月中にセクハラ防止の研修を受けるよう指示している。
府の担当者は「府として重く受け止めている。職員の意識改革のきっかけにしたい」とし、第三者委員会については「できるだけ早期に対応する」と話した。

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