大村市の食品工場で,製造中の食品に金属製のボルトやナットを混入したとして、パート従業員の男が逮捕されました。
出荷前に発覚し、異物が混入された商品は市場に出ていないということです。
器物損壊と偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大村市富の原のパート従業員 富永孝一容疑者 61歳です。
警察によりますと、勤務していた食品製造会社で今年7月30日と8月1日、製造中の食品に金属製のボルトやナットを混入して商品を損壊し、出荷作業を妨害した疑いがもたれています。
出荷前の金属検査で異物の混入が判明したため、商品は流通していないということです。
富永容疑者は7月9日からこの会社で勤務し、製造ラインで食品や機械のチェック業務を担当していましたが、8月19日に自主退職しています。
警察の調べに対し、富永容疑者は「やったことは間違いない」と容疑を認めているということです。
警察は異物を混入した動機など、詳しく調べています。