歩道60キロで走行し死傷させる 97歳を自動車運転処罰法違反で起訴

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福島市で11月、軽乗用車が暴走し歩道にいた女性をはねるなど5人が死傷した事故で、福島地検は9日、同市北沢又の無職、波汐(なみしお)国芳容疑者(97)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)で起訴した。
【写真】女性がはねられた現場 街路樹も倒された 起訴状などによると、11月19日午後4時45分ごろ、福島市南矢野目の市道で、運転していた軽乗用車を歩道に乗り上げさせ、ブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、少なくとも時速60キロまで加速。歩道を歩いていた同市八島田の調理員、川村ひとみさん(当時42歳)をはねて死亡させた。その後、車道にはみ出し、信号待ちをしていた車3台の助手席側に後方から次々と衝突し、このうち2台に乗っていた女性4人に軽傷を負わせたとしている。 地検は波汐被告の認否を明らかにしていない。県警によると、逮捕された後の調べに「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と容疑を認めていた。県警は、車は歩道を約140メートルにわたり暴走したとみている。 波汐被告は2020年の運転免許更新の際、75歳以上の高齢者に義務づけられている認知機能検査で問題は確認されなかった。【玉城達郎】
起訴状などによると、11月19日午後4時45分ごろ、福島市南矢野目の市道で、運転していた軽乗用車を歩道に乗り上げさせ、ブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、少なくとも時速60キロまで加速。歩道を歩いていた同市八島田の調理員、川村ひとみさん(当時42歳)をはねて死亡させた。その後、車道にはみ出し、信号待ちをしていた車3台の助手席側に後方から次々と衝突し、このうち2台に乗っていた女性4人に軽傷を負わせたとしている。
地検は波汐被告の認否を明らかにしていない。県警によると、逮捕された後の調べに「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と容疑を認めていた。県警は、車は歩道を約140メートルにわたり暴走したとみている。
波汐被告は2020年の運転免許更新の際、75歳以上の高齢者に義務づけられている認知機能検査で問題は確認されなかった。【玉城達郎】

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