停電したらどうする?備えておくべきチェックリスト「停電アプリ」「ポータブルソーラーパネル」「保冷剤」

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台風15号が日本列島に近づいています。
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まだ暑いこの時期は、停電によって、エアコンや冷蔵庫などが止まるとダメージが大きいですね。山陽学園大学地域マネジメント学部講師の米田瑞生さんは、東日本大震災の経験から、日ごろから備えておくべきことを考えています。「冷凍庫は、隙間なく物がつまっていれば、一時的に停電になっても温度の上昇を緩やかにすることができるとは思います。台風の前に時間的余裕をもって、冷凍庫を保冷剤や氷でいっぱいにして、停電時は一部を冷蔵庫に移すのも有効です。もちろん、体を冷やすために使うこともできますね」
米田さんは、台風の通過後も、停電が長引くことを想定してポータブルのソーラーパネルがあるとよいと話します。「台風の通過後は、南から暖気が流れ込み、一気に気温が上がることが多いです。また、一気に晴れあがることも多いです。30W以上のポータブルのソーラーパネルを用意しておけば、ポータブルのファンやスマホの充電ができるのではないでしょうか? ソーラーパネルに限らず、ポータブルのバッテリなり、車をつかった充電なり、電源の確保が必要かと思います。手回しの充電器が売られていますが、あれでスマホを充電するのはなかなか厳しいです。東日本大震災では、スマホを含めた携帯電話の通信・通話も途絶えました。そんな中、ラジオはとても有効でした」
事前に備えておくべきことなど、中国電力ネットワークに取材しました。まず、停電の状況を知るために「停電アプリ」をダウンロードしておくと便利です。いつからどの地域で停電が発生しているか、復旧の見込み等が分かります。また、復旧した際にプッシュ通知が届きます。
台風のときは、トタンやテント、看板、アンテナ、庭木などは風に飛ばされやすく、非常に危険です。風に飛ばされた飛来物が電柱や電線にかかって停電の原因になることもありますのであらかじめしっかりと固定しておいてください。また、アンテナや庭木の枝も風に飛ばされやすいため、アンテナの取付け部など今一度点検しておいてください。
〇はがれそうなトタンやテントはしっかりと固定していますか?〇アンテナの取り付け部や庭木の枝なども点検しましたか?
突然の停電に役立つ懐中電灯,情報を得るための携帯ラジオは,すぐに手に取れる場所に準備しておいてください。懐中電灯やラジオなどに使う乾電池は使用しなくても消耗していきますので、定期的に電池の使用可否についても確認してください。
〇懐中電灯,携帯型ラジオを準備していますか?〇電池は使用できますか?
停電したら家電製品のスイッチを切りプラグを抜いてください。再び電気が点いたときの危険防止のためアイロンやヘアードライヤーなどの電熱機器は必ずコンセントからプラグを抜いてください。
〇家電製品のスイッチを切りましたか?〇コンセントからプラグを抜きましたか?
避難するときは電気の消し忘れによる事故・火災を防ぐために漏電しゃ断器や安全ブレーカーを切ってください。万が一に備えて日頃から漏電しゃ断器や安全ブレーカーの位置を確認しておいてください。
〇漏電しゃ断器や安全ブレーカーを切りましたか?〇ガスの元栓も閉めましたか?
切れたり垂れ下がったりした電線には近づかないでください切れた電線や垂れ下がった電線は感電のおそれがあり大変危険です。
〇切れた電線や垂れ下がった電線は絶対に近づかない・絶対に触らない〇電柱・電線等が壊れている等を発見したら中国電力ネットワーク(お住まいの一般送配電事業者)へ連絡する
家の中が浸水した場合は、災害で壊れたり水につかった電気器具、屋内配線などは漏電や火災の原因となります。必ず電気工事店などで点検してもらい安全が確認されてから使用してください。
〇水につかった電気器具などは安全を確認してから使用
長時間停電した後は、電気給湯機のリモコンの時刻を確認しましょう。4時間以上(メーカーによって異なります)の停電があると,電気給湯機のリモコンの現在時刻がリセットされることがあります。リモコンの時刻をチェックし,現在時刻に合わせてください。また,各種設定が初期化される場合がありますので,あらためて設定を直してください。
〇電気給湯機の取扱説明書はありますか?設定方法を確認していますか?

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