37歳で想定外の妊娠をしたフリーライターの私。
長年、生理不順で3~4か月生理が来ないのは珍しくなかったこと、婦人科で不妊治療をしないと妊娠は難しいと言われていたこと、ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性でセルフネグレクト癖があり自分の体の管理がおざなりになること、さらに算数障害(発達障害の一種で数字、計算に困難を抱える学習障害)で生理周期を把握していなかったことなどさまざまな要因が重なって、気付いたときにはすでに16週(妊娠5か月)に入っていた。
◆予定外の妊娠に後ろめたさを感じる
それに、知り合いでも発達障害当事者で出産・育児をしている人が多くいる。中には子どもの発達障害が判明して自分もそうかもしれないと思って医療機関を受診したところ、自分も発達障害だとわかったというケースも珍しくない。そういう場合、親子とも治療を受けたり子どもを療育に通わせたりしている。
子ども時代に親や教師から受けた障害への無理解。もし、産まれてきた子どもが発達障害だったとしたら、こんなつらい思いを自分の子どもには絶対にさせたくない。そのために小さいうちから子どもの特性を気にかけ、必要であればすぐに療育に繋げるつもりだ。発達障害当事者や医師や専門家への取材も多く行ってきたおかげで知識は豊富だ。