休日のフードコートは多くの人で混雑し、席の確保に苦労することも少なくない。しかし、その怒りの矛先を店員に向けるのは筋違いだろう。神奈川県の30代男性がフードコートで働いていたとき、忘れられない理不尽なクレームに遭遇した。
その日は連休中で、フードコート内は客で溢れていた。どの店も15分は並ぶほどの混雑ぶりだったという。男性の店は、会計後すぐに商品を提供するスタイル。ある子連れの男性客に商品を渡したところ、突然怒鳴り声が聞こえた。
「席決めてないのに料理の提供をするな!どこに座ればいいんだよ」
フードコートでは通常、料理を注文する前に客自身が席を確保するのが一般的だ。しかし、この客は席をとっていなかった。(文:西荻西子)
投稿者の男性は、すべてのお客様に会計後すぐに料理を提供している事と、料理を「カウンターに一度置いて、席を探してから戻ってきても良い旨」を伝えた。すると、客はさらにヒートアップ。
「じゃあもういらねーよ!」
そう叫び、子どもの分も含めた料理が載ったトレーを、なんとカウンターに「ちゃぶ台返しの様にひっくり返して」、去って行ったという。味噌汁やご飯が飛び散り、周りに並んでいた客にもかかってしまった。こちらに非はなかったが、男性はその後の対応に追われたという。
「後にも先にも、あれ以上に理不尽な、衝撃的なクレームは見たことがないです」
改めてショックを受けたように、当時の惨状をそう振り返った。
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