県教育委員会は、生徒とSNSで私的なやりとりをしたとして、8日付けで、県立学校の事務長の男性らを減給の懲戒処分にしました。
8日付けで減給6か月の懲戒処分を受けたのは、大島地区の県立学校の54歳の男性事務長です。
事務長は、ことし2月下旬から4月下旬に、SNSを利用して生徒と少なくとも56回に渡り私的なやりとりを行い、好意を伝えるような不適切な文言を送りました。
生徒が学校関係者に相談したことで発覚し、事務長は校長の事実確認でうそ偽りを述べました。事務長は、去年も生徒に対してSNSでのやりとりを持ちかけていて、私的なやりとりをしないよう指導を受けていたということです。
また、北薩地区の中学校の29歳の男性教諭は、減給1か月の懲戒処分を受けました。
教諭は、去年11月下旬からことし3月中旬に、SNSを利用して生徒と少なくとも15回に渡り私的なやりとりを行い、好意を伝えるような不適切な文言を送りました。
外部から県教委に情報提供があり発覚し、教諭は校長の事実確認でうそ偽りを述べ、指導を受けたあとも生徒とSNSでのやりとりを続けていたということです。
県教委は、「危機的状況にあるとの認識のもと、再発防止・根絶に向けたさまざまな取り組みを徹底し、実効性を高めていきたい」とコメントしています。
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