政治ジャーナリストの田崎史郎氏が14日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演し、参院選(20日投開票)を巡る情勢調査の結果を受けて自民党の現状についてコメントした。
JNNの調査(今月12~13日実施)では自民党の推定獲得議席は28~44で、前回調査(今月5~6日)の35~50から下落。自公合わせて50議席を割り込み、非改選を含めて過半数割れの可能性も出てきた。
鶴保庸介参院予算委員長の能登半島地震を巡る失言の影響も考えられるが、田崎氏は「影響してると思いますが、それがなくても…先週半ばから議員に電話して聞いているが、皆さんおっしゃるのは徐々に減ってきてる感じだっていう、少しずつ。徐々に徐々に落ちてきていて」と自民議員に取材しての現状を説明。
「3年前の参院選挙より2倍ないし3倍の運動を我々はしてると。しかしそれが実際の支持に結びつかない、そういう話でした」と明かした。
同党は各都道府県ごとに政党支持率を調査しているが、2022年の参院選に比較して自民党の支持率が全国的に10ポイント以上低下しているという。田崎氏は「自民党が落ちた分が国民民主や参政党に行っている」と話した。