橋下徹氏 伊東市長の学歴問題「市長選は刑事の処分を待ってからじゃないと。偽造とかだったら…」

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元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が13日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。静岡県伊東市・田久保真紀市長(55)の学歴問題について言及した。
伊東市議会は11日、調査特別委員会(百条委員会)の初会合を開いた。実際は東洋大を除籍となっていたのに、市の広報誌などで卒業と紹介した経緯を確認するのが目的。地方自治法は、百条委で正当な理由なく出席を拒んだり、虚偽証言をしたりした場合、罰則を科すと規定している。
田久保氏は5月29日に就任。直後に学歴の詐称疑惑を指摘する文書が市議全員に届き、議会で追及されていた。今月2日に記者会見し、6月末に大学で卒業証明書を取得しようとしたところ除籍の事実を把握したと説明したが、市議会は今月7日、百条委設置を決めた。田久保氏は近く市長を辞職し、出直し選に出馬する意向を示している。
橋下氏は「(田久保市長は)僕とほぼ同い年なんですけど、僕が通ってた頃の大学なんてかなりいい加減で授業の出席なんてとってなかったし、試験なんかもレポート写すとか、そういうのでどんどん卒業してってるわけですから。全部の大学ってわけじゃないですよ、そういう大学もあったということで」と述べた。橋下氏自身は、早稲田大学政治経済学部を卒業している。
そして、「ですから市長の能力としては入学している以上、除籍と卒業でそんなに市長能力に影響するもんじゃないと僕は思ってます。入学もしてないのに勝手にどこどこの大学に入ったっていうのはウソの程度がひどすぎるということで。ですから今回、市長はウソの程度の話であれば、入学してて、しかも聞いてる報道によれば卒業間際まで在籍していて在籍証明書もあると」と持論を展開。
「これは分からないですけれども、学費が払えなかったからの除籍なのかどうなのか、そこは市長がちゃんと説明すればいい話で、よくないのはチラ見せとか、卒業証書が金庫に保管しているとか。出して、そうすれば除籍と卒業、あんまり程度は関係ないんじゃないですか」と言い、「市長どうしてもやりたいから、もう1回やらせてくださいとか、説明すればいいと思う」と自身の考えを述べた。そのうえで、「市長選挙をやるみたいですけど、でもこれは刑事の処分を待ってからじゃないと、偽造とかだったら市長選挙、おかしくなりますからね」としていた。

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