老舗酒蔵で妻殺害疑い…現職の長野県議員「逮捕直前の驚きの肉声」

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現職の議員が、妻を殺害したとして逮捕された。
11月28日に長野県警が殺人の疑いで逮捕したのは、長野県議会議員の丸山大輔容疑者(48)だ。丸山容疑者は県議会総務企画警察委員長を務め、現在2期目。明治時代から続く老舗酒蔵「笑亀酒造」(同県塩尻市)の経営者でもある。
「事件が発覚したのは、昨年9月29日朝6時半過ぎです。丸山容疑者の妻・希美さん(当時47)が、酒蔵に隣接する自宅兼事務所の1階の金庫近くであおむけに倒れていました。息子が発見し警察に110番通報。スグに死亡が確認されます。司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息と判明しました」(全国紙社会部記者)
県警は殺人事件として塩尻署に捜査本部を設置。140人態勢で捜査を始め、JR塩尻駅前などで情報提供を呼びかけた。
「物証が少なく、当初は捜査は難航しました。周辺の聞き込みや防犯カメラの映像解析などから、少しずつ捜査対象を絞り込み。事件から1年以上がたち、ようやく丸山容疑者の逮捕にいたったんです。丸山容疑者は犯行を否認しています」(同前)
逮捕直前の今年9月、丸山容疑者は集まった報道各社に対応していた。事件を知ったキッカケは「(当日の)朝7時頃に息子から『母ちゃんがヤバい』という電話」だったとか。容疑者が捕まらないことに対しては、「処罰というより何があったのかを知りたい。早く犯人が捕まってほしい」とコメント。夫婦仲については「普通じゃないですかね。何十年も仲の良い夫婦も気持ち悪いなっていうのもある」と話していた。
「『犯人像がわからないので怒りもわかない』とも、話していました。自身のアリバイについては、こう説明しています。『(当日は)県議会に出席するため、長野市内の議員会館に泊まっていた』と。
確かに丸山容疑者は事件前日の9月28日の夜、同僚議員らと飲酒し、夜11時半ごろまでは議員会館にいたことが確認されています。しかし車の走行データやドライブレコーダーなどから、丸山容疑者は約80km離れた塩尻市の自宅まで2時間以上かけ移動したとみられるんです。29日の未明に妻を殺害した後、再び議員会館へ戻ったとされます」(同前)
犯行現場の金庫周辺には、土足で室内に入った痕が残っていた。強盗を装ったとされる。犯行動機については、詳しいことはわかっていない。
「丸山容疑者が社長を務める『笑亀酒造』の経営状況は、かんばしくなかったようです。警察は夫婦になんらかのトラブルがあったとみて、捜査を進めています」(同前)
現職議員の逮捕を受け長野県の阿部守一知事は11月29日、「丸山大輔県議会議員が昨日、殺人容疑で逮捕されたとの報道を受け大変驚いています。今後の捜査の推移を見守りたいと思います」という談話を発表した。

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