《“床で牛骨叩き割り動画”で物議》行列の麻辣湯チェーン『楊國福』、フランチャイズ店に共有されていた調査報告書「厨房内における作業工程の抜き打ち点検を開始」

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近年SNSを騒がせている、飲食店における衛生管理に関する問題がまたしても浮上した──。〈まさかスープに入れてないよね、、、〉と心配するコメントともに投稿された動画には、「YANGGUOFU 楊國福」という店名とロゴマークが描かれた暖簾の向こう、厨房と思しき場所の床に牛骨のようなものを“直置き”し、包丁で叩き割る様子が映されていた。
【写真】「まさかスープに入れてないよね、、、」物議を醸した「牛骨を厨房の床で叩き割る動画」
飲食店に詳しいライターが解説する。
「『楊國福』は中国発の麻辣湯の店で、日本でも若い女性を中心に人気が広がり、行列ができていることも多い。
そんな人気店で撮影された“疑惑の動画”に対し、ネット上では衛生管理に疑問を投げかける声があがっています。もしかしたら廃棄するための牛骨を叩き割っていたのかもしれませんが……、廃棄物であろうと飲食スペースから見える場所で作業を行ったことには落ち度があるかもしれません」(飲食店に詳しいライター)
動画は7月はじめに投稿され、7月4日12時現在で378万回以上再生されている。批判と戸惑いの声が広がるなか、NEWSポストセブンの取材により、中国の本部が当該の店に向けて調査報告書を共有していたことがわかった。
動画が撮影された『楊國福』の店舗は中国の本社と直接フランチャイズ契約を結ぶ、名古屋市内の店舗。日本で多くの『楊國福』店舗を展開するチェーンとは違う運営母体だった。
『楊國福』の本部が各フランチャイズに共有した調査報告書には、〈このたび、日本・名古屋の楊國福店舗において、従業員による不適切な作業(牛骨を処理する工程における安全上の問題)に関する動画および報道が公開され、社会的な関心とご不安をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます〉と謝罪したうえで、調査結果と当該店舗に対する措置などについて記載されていた。
当該店舗については、〈すでに営業を停止し、現在は本部の指導・監督のもと、全面的な業務改善および専門的な再教育を実施しております〉とのこと。
また調査報告書によると、日本国内および世界各地の『楊國福』店舗を対象に、厨房内における作業工程の抜き打ち点検を開始しているとのこと。特に、スープ用牛骨の下処理、調理器具の洗浄・保管に関する衛生管理基準の順守状況については重点的に各店舗で調査を実施するという。
NEWSポストセブン取材班は、この文書が発出される前に、動画の現場となった名古屋市内の店舗のオーナーに電話取材を行っていた。オーナーは、憔悴した様子で取材に応じており、店舗内でも調査を行っていることを明かしていた。
「当日は料理長が休みの日で、床で牛骨を割っていたのは店に来てまだ間もないスタッフでした。本人に聞き取りをしたところ、『割った牛骨は調理鍋には入れてない』と言っていました。ただそれも本当だと断定できないし、周囲の従業員を含めて今厳しく聞き取りをしています」
オーナーは、電話口にて「改めて、皆さんにはご迷惑と心配をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪し、再発防止に努めると述べた。信頼回復に期待したい。

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