投票記載台に架空の候補者名表示、101人が投票済ませる

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福岡県の古賀市選挙管理委員会は4日、市役所に開設した参院選の期日前投票所で、比例選の投票記載台6台に立候補者の氏名を一時誤って掲示したと発表した。
市選管によると、誤掲示したのは総務省が作成した模擬データで、架空の候補者名などが混在していた。同日午前10時前、投票に訪れた有権者の指摘で判明。全て正確な内容に差し替えたが、投票が始まった同8時半からの約1時間半の間に、101人が投票を済ませていたという。
パソコンの同じフォルダー内に正しいデータと模擬データを保管していた担当職員が、誤って模擬データを印刷。計4人で行った掲示作業でも内容を詳細に確認しなかったのが原因という。市選管は「有権者の投票行動に影響を与えた可能性がある。今後は複数人による確認を徹底するなどして、再発防止と信頼回復に努める」としている。

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