【シミ・シワ・肌コゲ】の原因、睡眠不足。肌老化を止めるための睡眠って、何時間必要?

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「早く寝ないと肌に悪い」–そんな言葉に、心当たりはありませんか?
じつは、肌を老けさせる「肌サビ」と「肌コゲ」は、睡眠不足でも加速してしまうそう。
夏の紫外線も気になる今こそ、しっかり眠ることが美肌づくりの第一歩。皮膚科医・小林智子先生に、理想の睡眠時間について教えていただきました。
「肌サビ」とは、紫外線やストレスなどによって発生する活性酸素が細胞を傷つけ、肌を酸化=サビつかせること。これがシミ・シワ・たるみの原因になります。
一方、「肌コゲ」は、体内のたんぱく質や脂質が余分な糖と結びついて糖化し、肌の弾力を保つコラーゲンを破壊してしまうことをいいます。こちらもシワの原因になったり、糖化することで発生する老廃物がくすみのもとに。
昔から「睡眠不足は美容の敵」といわれていますが、実際、睡眠時間が6時間を切ると肌サビや肌コゲが進みやすいという研究データがあるそう。しっかり眠ることで、肌細胞の代謝を促すことにもつながります。
理想の睡眠時間は7時間以上。寝る前にスマホやテレビなどを見てついつい夜更かししてしまう人は、気をつけて。
肌のためにも、毎日の睡眠を大切に。まずはしっかり眠ることを意識して、夏の紫外線ダメージに負けない健やかな肌を守ってくださいね!
こばとも皮膚科院長。皮膚科専門医、医学博士、同志社大学アンチエイジングセンター研究員。長年にわたる肌の老化や糖化の研究で得た医学的知見をもとに、食事と皮膚の健康に関するレシピや情報を発信。YouTubeチャンネル「こばとも先生のスキンアカデミー」もわかりやすいと好評。
(『オレンジページ』2025年5月17日号より)

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