絶景が自慢のこちら、北九州市の市街地を一望できる皿倉山のスライダーです。ことし4月にオープンしたばかりです。全長およそ30メートル、高低差9メートルで、市が「絶景の遊び場」として整備しました。人気の観光スポットとして注目されていましたが。
■川崎直人記者「こちらのスライダーで事故は起きた。現在、入口と出口は封鎖されていて立ち入ることはできない」
北九州市によりますと、5月28日、台湾から来た30代の女性がスライダーを利用して着地した際、右足を強くひねり、右足のすねを骨折したということです。北九州市は事故を把握した翌日、6月3日からスライダーの利用を停止しています。こちらは以前、取材したときの映像です。勢いよく滑り降り、倒れ込む人の姿がありました。また、地面に尻餅をつく子どももいました。
■川崎記者「スピード調整は足で行いましょうなどの注意書きが、日本語と英語で書かれています。」スライダーの設置当初から、スピード調整を求める注意書きが掲載されていましたが、市には『スピードが出すぎではないか』といった声が寄せられていたということです。市は今後、対策を講じた上で利用を再開したいとしています。