香川県の有名心霊スポットとして知られる廃虚で、若い男性の遺体が見つかりました。
その後の調べで、男性は奈良県在住の19歳と判明。一体何があったのでしょうか。
遺体が発見されたのは、さぬき市内にある日盛山の山頂に立つ廃虚です。
ふもとから車を走らせること15分ほど、山頂に到着しました。
警察によると、19歳の男性の遺体が見つかったのはこの廃虚の近くからでした。
山頂の付近にあるのは、今回の廃虚と無線の中継所だけです。廃虚の至る所には落書きが。
さらに建物内を見るとパイプは壊れており、過去に火事があったのか、柱のようなものが丸焦げになっていました。
この廃虚は「喝破（かっぱ）道場」と呼ばれ、付近では有名な心霊スポット。肝試しのために不法侵入をする若者が、後を絶たないといいます。
男性の遺体を発見したのは廃虚を訪れていた男女4人。12日午前2時ごろ、人がうつぶせで倒れていると警察に通報しました。
廃墟には男性のものとみられる手提げカバンが残されており、中には現金の入った財布や携帯電話などが残されていたということです。
警察はこれらの持ち物から身元を特定。奈良県在住の男性は運転免許の合宿に参加するため、高松市の自動車学校に来ていたことが分かりました。
心霊スポットの廃虚で何があったのでしょうか。地元住民に話を聞くと廃虚では、これまでにもトラブルが起きていたことが分かりました。
地元の人:若い子がよくそこでシンナー遊びしたりなんか色々あって、火が付いたり何かして消防車も何回か来てますわ。建物自体をつぶしてもらったほうがいいんやけどな。市としてそれをどうするかってことやわな。
警察は13日以降、遺体を司法解剖して死因を調べることにしています。