７月の参院選に国民民主党から比例代表で公認予定の元格闘家の須藤元気氏が１２日、公認見送りの山尾志桜里氏と爛縫▲潺広瓩靴拭この日、須藤氏は東京・吉祥寺で１３日からスタートする東京都議選に出馬する候補の応援を行った。実は吉祥寺には山尾氏が開設した事務所があったのだ。果たして須藤氏は山尾氏に何を思うのか。
山尾氏と須藤氏はともに５月１４日に国民民主党から公認内定が発表されていた。山尾氏は１０日に記者会見を開いたものの、過去の不祥事について説明責任を果たしたとは言い切れず、１１日に党から公認見送りが発表されていた。
この日、山尾氏は声明文を発表し、「昨年来、玉木雄一郎代表より、国民民主党からの国政復帰のお誘いを頂戴していました」と、改めて玉木氏からスカウトがあったと指摘した。早期に会見を開くことを希望していたが、複数回先送りにされたとも主張。会見が決まった際には、「代表・幹事長の同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした」と、暗に辞退を促されていたと暴露したのだ。
続けて、「（党の）統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させて頂ければと思っております」と党に絶縁状ともいえる離党届を叩きつけた。
玉木氏はＸ（旧ツイッター）で「山尾さんに対して大変申し訳なく思っております」「（指摘は）重く受け止めたい」と反省の弁を投稿するしかなかった。
公認見送りから一夜明け、山尾事務所はシャッターが閉まっていた。商店街関係者は「昨日（１１日）の午後４時ごろには片付いていました。１階にあったたくさんのポスターもなくなっていました」と話した。２階にはガラス越しに山尾氏と玉木氏との２連ポスターが２枚だけ残されているのが見えた。
同じ比例候補の公認見送りに須藤氏も心中穏やかではないはずだ。永田町関係者は「国民民主党の支援者からは山尾氏だけでなく、反ワクチンのイメージのある須藤氏の擁立にも疑問の声が上がっていました」と指摘しているだけになおさらだ。
須藤氏はこの日、都議選候補の応援のため都内を走り回るなかで山尾事務所のある吉祥寺にも足を運んでいた。商店街の練り歩きでは、山尾事務所にあわや接近かという瞬間もあったが、さすがに目の前を通ることはなかった。
山尾氏の公認見送りについて見解を求めたが、須藤氏は「今日は応援のために来ましたので」とノーコメント。代わりに牴’Α瓩離檗璽困鯱発した。
須藤氏は会見でゼロ回答だった山尾氏と違って、過去の反原発や反ワクチンをめぐる考えについて、Ｘで「政策を見直し、再構築しました」と修正を明言。山尾氏には全国の都道府県連から公認見送りを求める声が上がっていた一方で、須藤氏は都議選候補の応援に呼ばれていることから党内の反発は少ないと見られる。
今後、須藤氏も会見に臨むはずだが、押忍！ポーズを見る限り気合は十分のようだ。