奈良県生駒市を流れる富雄川が鮮やかな青色に変色しました。奈良県や市は、流出元を特定し、着色の原因が「顔料の元」ではないかとみています。 当時の映像です。川の水がゆっくり流れている場所は「濃い青」に、激しく流れている場所は「水色のグラデーション」に染まっています。現場近くで働く人は、「泡があふれていて、その後青くなった」と話しました。 11日午後2時ごろ、生駒市の富雄川で「泡がたくさん溢れている」と消防や市などに通報が相次ぎました。
奈良県や生駒市によりますと、富雄川や支流の中村川が青くなっていて、通報を受けて消防隊が現場に向かいましたが、ケガ人や気分が悪くなった人などはおらず、死んだ魚なども浮いていないということです。奈良県と生駒市は、上流方面をたどって、流出元を特定したということです。 近くの工場の関係者は「片づけ作業中に顔料の原材料を流した」という趣旨の説明をしているということです。県の専門機関などは液体の成分や毒性の有無などの分析を進めています。