「日本勝って残念」で大炎上した共産党議員の政治信条 本人を直撃!

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サッカー・W杯カタール大会で、日本がドイツから歴史的な勝利を収めたことに「残念」とツイートした議員が炎上し、謝罪に追い込まれた。
共産党所属で東京・中野区の羽鳥だいすけ区議会議員(36)は日本が金星を上げた翌24日朝、ツイッターに、ドイツの選手たちが口をふさぐポーズをし、多様性などを訴える腕章の着用をNGにした国際サッカー連盟(FIFA)に抗議したニュースを添付。
「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない」と投稿した。
これでは「日本が勝って残念」と受け止められかねず、当然のごとく大炎上。同日夕に「『日本代表を応援し、その勝利を喜んでいなければ日本人に非ず。そう考えてないなら黙っていろ』という空気の中で、『日本が勝ってよかった』とはとても思えません」と投稿し、火に油を注いだ。
同日夜に一転し、「選手のみなさんは、努力を重ねフェアプレイで全力を尽くして戦ったわけで、その双方に対して敬意を払うことが政治に携わるものとして当たり前の態度でした。『日本代表が勝って残念』という言動は間違いでした」と謝罪に追い込まれた。
羽鳥氏はどんな人物なのか。本人の公式プロフィルや永田町関係者の話を総合すると、中学生時代に政治に不満を覚えるようになり、2001年の自民党総裁選で「自民党をぶっ壊す!」と訴えた小泉純一郎氏に共鳴。だが、小泉政権誕生後も不満はぬぐえず、民主党に好感を覚えたものの支持はできなかった。
中央大を受験した際に共産党関係者に声をかけられ、米国に追随する自民を批判していることを知った。その後、共産に入党し、関係者から中野区議への出馬を促され、15年の中野区議選で当選し、現在2期目になる。
羽鳥氏になぜ、そもそも「日本が勝って残念」ツイートをしたのか取材したところ「『日本が勝って残念』という発信は、自らの主張と、スポーツの勝敗を絡めて一方を非難するものとなっており、極めて不適切だったと思っています」と回答した。

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