石丸伸二氏率いる『再生の道』情勢調査で苦戦も…他党は猛警戒「流れが変わる可能性もある」

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地域政党「再生の道」の代表を務める石丸伸二氏が8日、都内で街頭演説を行った。同党は東京都議会選挙(6月13日告示、6月22日投開票)と7月の参院選に候補者を擁立。石丸氏は土日だけで10か所以上を回った。
JR昭島駅前には100人以上の聴衆が集まり、石丸氏や候補者の声に耳を傾けた。石丸氏は参院選東京選挙区候補予定者の吉田綾氏、都議選候補予定者の松尾将大氏(昭島市)、石井正樹氏(北多摩1)、奥泉淳広氏(西多摩)を1人ずつ紹介。
石丸氏が候補予定者らに「ご自身の強みはどんなところか、教えてもらってもいいですか」「どんなお仕事をこれまでやってきて、どんな思いで政治に向かおうとしているのですか」と質問する形式で演説は行われた。石丸氏は最後に「そんなに政治家っぽい雰囲気でもないかと思います。皆さんと同じ存在なんです。そうした普通の感覚を持った人の力がこれからの政治には必要。みんなで日本の政治を再生させていきましょう」と呼び掛けた。
都議選は今週13日からスタートなだけに、すでにさまざまな情勢調査が出回っている。それらによると、40人ほどの候補者を公認した再生の道は厳しい戦いとなりそうだ。昨年の都知事選では165万票を獲得して2位となった石丸氏だが、都議選でも石丸旋風の再来となるかは見通せない。
他党関係者は「やはり石丸氏が思ったほど前に出てきていないのが影響しているのではないか。現状は候補者がそれぞれ1人で活動しているように見えますが、これから石丸氏が前面に出てくるようになると流れが変わる可能性もあります」と警戒している。
再生の道候補者からも石丸氏との演説の機会が増えることを望む声がある。果たしてどのような選挙戦略を描いているのか。

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