【解説】日本郵便に“最も重い処分” ゆうパックなど集配どうなる?

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日本郵便で乗務前の運転手の点呼が不適切だった問題で、国土交通省は、およそ2500台のトラックなどを対象に、自動車貨物運送の事業許可を取り消す方針を固めました。なぜ最も重い処分になったのか、日本テレビ社会部の中濱弘道デスクが解説します。 ◇このような処分となったのは、国土交通省が今年4月から監査を進めていましたが、関東運輸局管内だけでも取り消し処分の基準を大きく超える悪質な違反が確認されたためです。

一方、日本郵便も不適切な点呼に関する結果を公表しています。全国10支社で、4月の1か月間だけでも20件あったといいます。具体的な事例としては、点呼を受けずに出発したことに管理者が気づき、配達先で確認したところ、酒気帯び運転だったというものや、業務前に点呼を受けたところ、アルコールを検知したのが19件もあったということです。――配達が遅れたり、できなかったりと生活への影響は?今回の処分は、日本郵便が保有する多くのトラックが対象になっています。具体的な対応について、会社側が今月中に出す方針だということですが、今後、ゆうパックや、はがきなどにも影響が出る可能性もあります。これまでの取材では、郵便局が配達などで使う赤い軽トラックについても今後、国交省は監査を進め、使用停止などの処分を出す可能性があるということです。郵便局から私たちの家庭までの配送を担う車両まで停止された場合には、荷物の配達など生活への影響が大きく出るおそれもあります。
日本郵便で乗務前の運転手の点呼が不適切だった問題で、国土交通省は、およそ2500台のトラックなどを対象に、自動車貨物運送の事業許可を取り消す方針を固めました。なぜ最も重い処分になったのか、日本テレビ社会部の中濱弘道デスクが解説します。

このような処分となったのは、国土交通省が今年4月から監査を進めていましたが、関東運輸局管内だけでも取り消し処分の基準を大きく超える悪質な違反が確認されたためです。
一方、日本郵便も不適切な点呼に関する結果を公表しています。全国10支社で、4月の1か月間だけでも20件あったといいます。
具体的な事例としては、点呼を受けずに出発したことに管理者が気づき、配達先で確認したところ、酒気帯び運転だったというものや、業務前に点呼を受けたところ、アルコールを検知したのが19件もあったということです。
――配達が遅れたり、できなかったりと生活への影響は?
今回の処分は、日本郵便が保有する多くのトラックが対象になっています。具体的な対応について、会社側が今月中に出す方針だということですが、今後、ゆうパックや、はがきなどにも影響が出る可能性もあります。
これまでの取材では、郵便局が配達などで使う赤い軽トラックについても今後、国交省は監査を進め、使用停止などの処分を出す可能性があるということです。

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