5月30日、元皇族・小室眞子さん(33)に第一子が誕生したことを、宮内庁が発表した。宮内庁によると、秋篠宮ご夫妻は初めての孫の誕生に喜び、幸せを願われているとのことだ。
【写真】優しい眼差しでベビーカーを見つめる小室圭さんと眞子さん。他、自宅前に置かれた段ボールを運ぶ圭さんの姿も
眞子さんは、2021年10月に大学の同級生である小室圭さん(33)と結婚し、皇籍を離脱。同年の11月には渡米し、ニューヨークで生活していた。皇室担当記者が語る。
「当初、宮内庁は女性セブンの取材に対し『承知しておりません』と回答していたこともあり、一般人として生活している眞子さんの妊娠や出産は公表されないという見方もありましたが、このたび正式に発表されることとなりました」(皇室担当記者)
今回の出産にあたり、小室夫妻は“極秘出産”を貫かれていたという。
「2022年秋ごろ、弟・悠仁さまの出産チームの一員だった産婦人科医がサポート役として極秘渡米したと報じられました。また、今年3月には『週刊新潮』が報じた近影で眞子さんの“ゆったりすぎるコート”が話題となりましたが、お腹のシルエットが周りから見て分からないようにするためのチョイスだったとみられています。
一方、気になるのは同じく結婚で皇籍を離脱した高円宮家の三女・守谷絢子さん(34)との違いです。出産当日に宮内庁からの発表があった絢子さんのケースと異なり、眞子さんの場合は5月22日発売の『女性セブン』の第一報から約1週間後の公表となりました」(同前)
なぜ宮内庁の公表に1週間のタイムラグが生まれたのか。コラムニストであり、皇室ウォッチャーとしても活動する辛酸なめ子氏が解説する。
「絢子さんの夫、守屋慧さん(39)は、慶應義塾大学在学中にオックスフォード大学へ短期留学されていたという経歴や、海外の子どもたちを支援するNPO法人『国境なき子どもたち』の理事を務めていることからも“完璧な男性”という印象で、結婚時には国中が祝福ムードに包まれていました。
一方、眞子さんの場合は、小室圭さんの母親・佳代さんに金銭トラブルが発覚するなど『眞子さんと皇室』『眞子さんと国民』との間に“心理的距離”ができてしまった。秋篠宮さまの『皇室として類例みない結婚』というお言葉も重く受け止められました。そうした背景から、即日発表とはならなかったのかもしれません」(辛酸なめ子氏)
また、辛酸なめ子氏はアメリカと日本という“物理的”距離もあると指摘する。
「小室夫妻がアメリカで暮らしているため、秋篠宮家や皇室としては簡単に連絡をとれる関係性ではなかったのでしょう。出産の公表についても、眞子さんと合意を得るためのやり取りに時間がかかったことも考えられます」(同前)
他方、絢子さんが出産した際は、宮内庁が性別や病院、出産時間までも詳細に発表していた。しかし、眞子さんの子供については、宮内庁の吉田皇嗣職大夫によると『詳しいことは聞いていない』として、子どもの性別は明らかにされていない。
「現在、皇族数の減少や皇位継承問題が取り沙汰されているなか、眞子さんの第一子の性別が明らかになることで、さらなる議論を呼ぶ可能性があります。そうした国民感情への配慮もあったのかもしれません」(同前)
“皇室として類例を見ない結婚”だからこそ、“類例を見ない発表”となったのか──。