福山市立の保育所で当時1歳の園児が昼食中にのどを詰まらせ意識不明となり、本人と保護者が福山市に損害賠償を求めた裁判が和解する見通しであることが分かりました。
福山市によりますと2018年10月、当時1歳の園児が昼食中にリンゴを喉に詰まらせ意識不明となりました。
園児は今も意識が戻らず常に介護が必要な寝たきりの状態で、本人と保護者が福山市に対し裁判で損害賠償を求めていました。
福山市 ネウボラ推進部 神原明子保育施設担当部長「このような事故を二度と起こさないよう、全職員とともに再発防止と安全な保育に全力で取り組んでまいりたい」
福山市は当時対応マニュアルが存在しなかったなど、市の運営体制が不十分だったと過失を認め、解決金2億7000万円を支払い和解する方針であると明らかにしました。