参時さんは、40歳にして女性用風俗セラピストに転身した。彼の人生は、まさに劇的な変化の連続だった。かつて「人の気持ちがわからない」と悩んでいた時期を経て、今では多くの女性から支持される人気セラピストとなっている。
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なぜ参時さんは変身できたのか?(写真:本人提供)
「前の会社を辞めて、不動産関連会社を立ち上げました。でも、やっぱり合わなくて」と参時さんは振り返る。しかし、その後の数年間で彼のコミュニケーション能力は飛躍的に向上した。シェアハウス生活を通じて料理のスキルも磨き、新たな道を模索していた。
女性用風俗「3040」との出会いが、参時さんの人生を大きく変えた。「お店の30~40代のセラピストが多く在籍するというコンセプトは自分の年齢とも合致していたし、Hなことも好き」と、彼は躊躇なく新たな挑戦を決意した。
デビュー当初は苦戦したものの、努力の末に徐々に指名が入るようになった。「入店5ヶ月めで大きな本指名をいただけて、月の売上が200万円になりました」と参時さんは語る。さらに驚くべきことに、業界では1ヶ月で6000万円を稼ぐセラピストも存在するという。
しかし、この仕事には独特の苦労もある。「ハマりすぎた女性が、特定のセラピストにつきまとうようになってしまうことはあります」と参時さんは明かす。セラピストを独占したい女性による嫌がらせや、過度な独占欲による暴言などのトラブルも珍しくないという。
それでも参時さんは、この仕事を天職だと感じている。「僕みたいな30~40代の男性が、若い男性にはない経験値と安心感で女性をエスコートするのが『3040』の存在価値です」と、自信を持って語る。
「この仕事を通して、女性が性の解放を自由にできる世の中にします。女性に幸せになり笑ってもらって、その女性の近くにいる人にも幸せになってもらう。僕は皆に笑ってもらいたいんです」
30代後半からの人生の大転換。参時さんの経験は、人生に迷う多くの人々に、新たな可能性を示唆しているのかもしれない。
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(「文春オンライン」編集部)