性風俗営業に関する事件で逮捕された富山大学准教授の役割が新たに分かってきました。准教授は、性的サービスを行っていたメンズエステ店の従業員のスカウトや店の宣伝などに関わっていたとみられることが、捜査関係者への取材で判明しました。風営法違反の疑いで逮捕された、富山大学准教授の滝谷弘容疑者(49)。2011年には、富山湾の津波シミュレーションなどについて、KNBの取材に応じていました。
長谷川大記者「富山大学の五福キャンパスです。今、警察が捜索に入りました」勤務先の総合情報基盤センターではきのう夕方、警察が家宅捜索を行いました。多くの捜査員が大学のキャンパスに入り、関連資料を運び出します。佐伯キャスター「県警の捜査員が今、押収した品を車に積み込んでいます」こちらはメンズエステ店が営業していた富山市のアパート。この場所は、店舗型の性風俗営業が禁止されているエリアです。滝谷容疑者は、同じく逮捕された富山市の30代の男2人とともに店を営み、女性従業員に性的サービスを行わせた疑いが持たれています。営んでいた「富山メンズエステKOMOREBI」は、店の売り上げが毎月1000万円ほど、累計で数億円にのぼるとみられます。捜査関係者によると、滝谷容疑者は女性従業員のスカウトや、店の宣伝などに関わり売り上げの一部を受け取っていたとみられます。大学では教養科目「情報処理」の授業を週2回行っていました。授業を受けていたという学生は。講義を受けていた学生「結構生徒思いで、授業も分かりやすくていい先生だったんですけど、そういうことあって意外でした」警察は匿名・流動型犯罪グループいわゆるトクリュウによる事件とみていて、ほかに共犯者がいないかや、売り上げが暴力団に流れていた可能性も含めて捜査しています。