100箱以上のコンドームが母親に見つかって「あなた変な仕事してるんじゃないでしょうね」と…パパ活女子が語る“親バレ”の顛末

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衆議院議員や上場企業会長のパパ活疑惑、川崎市で起きた少年たちによるパパ活狩り事件と、毎日のようにニュースを賑わす「パパ活」の3文字──。その一方、パパ活をしている側の女性たちに意外な悩みをもつ人が多いことをご存じだろうか。
【画像】パパ活が親にバレたという香子さん(全4枚) その悩みとは「親バレ」だ。 なぜパパ活が親にバレてしまうのか、親バレするとどんなことになるのか。親バレ経験をもつ現役パパ活女子の結城香子さん(仮名、28歳)に話を聞いた。(取材・文=押尾ダン/清談社)

◆◆◆バックパッカーと整形費用のため、パパ活へ 現役パパ活女子の香子さんは、元セクシー女優の明日花キララを彷彿とさせるスタイル抜群の美女。待ち合わせ場所の港区のカフェに彼女が現れると店内の男性客がざわついたほどだ。 現在28歳の香子さんは大学2年生からパパ活を始めた筋金入りのパパ活女子で、それ以外に銀座の高級クラブでホステスをしたり、ソープランドで働いたりした経験もあるという。現役パパ活女子の香子さん(清談社提供)──まずパパ活を始めたきっかけを教えてください。そもそもなぜそこまでしてお金が必要だったんですか。香子 私は大学卒業後に2年間、世界各国を旅するバックパッカーをしていたんですけど、その旅費がほしかったんです。それと整形手術の費用ですね。整形は目とか胸。ずっと胸が小さいのがコンプレックスだったので、豊胸手術をしたかった。──バックパッカーに整形。それでパパ活を始めた?香子 最初はパパ活ではなく銀座の高級クラブでホステスをしていたんです。スカウトされたんですけど、週3回の出勤で、チップを含めて月40万くらいの収入がありました。 ただ、バックパッカーをする予定だったけど、就職活動も一応やっておこうと思い、大学3年のときに就活を始めたんです。でも、銀座でホステスのバイトをしながら就活しても中途半端になってしまって。それをお客さんに相談したら「じゃあ、店をやめて俺の愛人になりなよ」と。──銀座のお客さんが最初のパパだったわけですね。香子 はい。ソフトウェアやシステム開発をしている上場企業の社長さんなんですけど、「店で稼いでいる分は俺が全部出してやるから」って言われて。その人とは月3回のデートごとにお手当をもらう「都度」だったんですが、月50万ぐらいもらっていました。──月3回だけ会って50万ならかなり効率的です。香子 でも、そのパパとのデートが本当に大変で……。1回会うごとにホテルで4時間もセックスするんですよ。それだったらパパ活より風俗をやったほうがもっと稼げるんじゃないかと思って、しばらくソープランドで働いていたこともありました。──4時間もセックスって、パパの年齢はいくつなんですか。香子 自称60歳でしたけど、たぶん65以上だったと思います。おじいちゃんなので、イクのにすごく時間がかかるんですよ。 しかも、その人は性癖も少し変わっていて、前半の2時間は私のことをオモチャでめちゃくちゃ攻めて、後半2時間はヘロヘロの私に自分を奉仕させる。それが本当にキツくて大変で。母が「あなた変な仕事しているんじゃないでしょうね」と 香子さんはソープ嬢としてひと月100万円以上を稼ぎ、その後しばらくして風俗からまたパパ活女子へと戻った。パパ活が親バレしたのはちょうどそのころのことだったという。──どういうきっかけでパパ活が親バレしたんですか。香子 そのとき私は大学生だったので、東京郊外の実家暮らしだったんですね。実家だと掃除とかをするために、私がいないとき母親が部屋に入ってきたりするじゃないですか。 そうしたら、部屋のなかに派手な下着を干しているのが見つかっちゃって。パパ活のときに着ける仕事用のエッチな下着がたくさん……。しかも、ソープで使っていた道具なんかも部屋に散らばっていたりしていたので、それはバレますよね。──ソープ嬢のときに使っていた道具というのは?香子 たとえば避妊具とか。しかも、ひと箱とかじゃないんです。仕事用なので100箱とかのダース単位でまとめ買いしてあったんですよ。その派手な下着や避妊具を母が見つけて、「何これ! あなた変な仕事しているんじゃないでしょうね」って。──なるほど。実家だと持ち物でパパ活がバレるリスクがあるんですね。そのときお母さんになんて答えたんですか。香子 開き直って「パパ活だよ」と言いました。その後のことは覚えていないんですけど、「やめなさい」と言われた気がする。でも、母は私がパパ活しているのを父には黙っていたみたいです。──お父さんには黙っていた? 自分の娘がパパ活していると父親が聞いたらショックが大きすぎるからですか。香子 たぶんそうだと思います。そもそも、それ以前に銀座で働いているのがバレたことがあって、そのとき父にすごく怒られましたから。父はメガバンク勤務なんですが、銀行って以前は採用時に身元調査とかをしていたくらい、お堅いところらしいんですね。 とくに父が気にしていたのは自分の出世に対する悪影響だったんじゃないかと思います。怒りながら「就活でウチの銀行の系列企業には絶対にエントリーするな」と念押しされたので。──エリート銀行マンなので、娘がホステスやっていることが会社にバレたら自分の立場が悪くなるということですね。香子 そうだと思います。実際に私、大学3年の冬にインターンでわりと高評価を受けて、某シンクタンクの選考に残ったんですけど、父から「辞退しろ」って言われましたから。父の銀行の系列ではないんですが、ちょっと関係があるらしくて。 父から毎日「辞退しろ」とガミガミ言われるので、結局その企業は辞退しました。シンクタンク志望だったのに。──ホステスでそれだったら、パパ活しているのを知ったら大変なことになりますね。お母さんが内緒にしたのも頷けます。香子 もともと母は合コン相手として人気の高い女子の花形職業をしていたので、その手のお仕事でお金を稼ぐことには比較的寛容なんです。だから父よりはうるさく言われませんでしたが、さすがにパパ活は許してくれなかったですね。就職してみたはものの… 香子さんは大学卒業後、予定通り世界各国をめぐる旅に出た。ドミトリーに泊まり、バス移動をするガチ寄りのバックパッカーだ。 そして2年後に帰国し、もともと希望していたシンクタンクに就職。しかし、前述のように彼女はいまパパ活をしている。なぜ香子さんはパパ活女子に戻ったのか、ご両親とはどうなっているのか。──学生時代の就活ではシンクタンクが第一志望だったと言っていましたが、希望の職種に就けたのになぜまたパパ活を始めたんですか。香子 普通の仕事とパパ活を一緒にしちゃいけないんですが、おじさんが多い企業に若い女性が入ると、結局、パパ活や水商売と同じような役割を求められるんです。セクハラやパパ活的な要求があまりにも多いので、「もう、いいや」ってなりました。──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。 専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。現在の収入は月120万弱──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。 基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。 だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。◆◆◆ AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。(清談社)
その悩みとは「親バレ」だ。
なぜパパ活が親にバレてしまうのか、親バレするとどんなことになるのか。親バレ経験をもつ現役パパ活女子の結城香子さん(仮名、28歳)に話を聞いた。(取材・文=押尾ダン/清談社)
◆◆◆
現役パパ活女子の香子さんは、元セクシー女優の明日花キララを彷彿とさせるスタイル抜群の美女。待ち合わせ場所の港区のカフェに彼女が現れると店内の男性客がざわついたほどだ。
現在28歳の香子さんは大学2年生からパパ活を始めた筋金入りのパパ活女子で、それ以外に銀座の高級クラブでホステスをしたり、ソープランドで働いたりした経験もあるという。
現役パパ活女子の香子さん(清談社提供)
──まずパパ活を始めたきっかけを教えてください。そもそもなぜそこまでしてお金が必要だったんですか。
香子 私は大学卒業後に2年間、世界各国を旅するバックパッカーをしていたんですけど、その旅費がほしかったんです。それと整形手術の費用ですね。整形は目とか胸。ずっと胸が小さいのがコンプレックスだったので、豊胸手術をしたかった。
──バックパッカーに整形。それでパパ活を始めた?
香子 最初はパパ活ではなく銀座の高級クラブでホステスをしていたんです。スカウトされたんですけど、週3回の出勤で、チップを含めて月40万くらいの収入がありました。
ただ、バックパッカーをする予定だったけど、就職活動も一応やっておこうと思い、大学3年のときに就活を始めたんです。でも、銀座でホステスのバイトをしながら就活しても中途半端になってしまって。それをお客さんに相談したら「じゃあ、店をやめて俺の愛人になりなよ」と。
──銀座のお客さんが最初のパパだったわけですね。
香子 はい。ソフトウェアやシステム開発をしている上場企業の社長さんなんですけど、「店で稼いでいる分は俺が全部出してやるから」って言われて。その人とは月3回のデートごとにお手当をもらう「都度」だったんですが、月50万ぐらいもらっていました。
──月3回だけ会って50万ならかなり効率的です。
香子 でも、そのパパとのデートが本当に大変で……。1回会うごとにホテルで4時間もセックスするんですよ。それだったらパパ活より風俗をやったほうがもっと稼げるんじゃないかと思って、しばらくソープランドで働いていたこともありました。
──4時間もセックスって、パパの年齢はいくつなんですか。
香子 自称60歳でしたけど、たぶん65以上だったと思います。おじいちゃんなので、イクのにすごく時間がかかるんですよ。
しかも、その人は性癖も少し変わっていて、前半の2時間は私のことをオモチャでめちゃくちゃ攻めて、後半2時間はヘロヘロの私に自分を奉仕させる。それが本当にキツくて大変で。
香子さんはソープ嬢としてひと月100万円以上を稼ぎ、その後しばらくして風俗からまたパパ活女子へと戻った。パパ活が親バレしたのはちょうどそのころのことだったという。
──どういうきっかけでパパ活が親バレしたんですか。香子 そのとき私は大学生だったので、東京郊外の実家暮らしだったんですね。実家だと掃除とかをするために、私がいないとき母親が部屋に入ってきたりするじゃないですか。 そうしたら、部屋のなかに派手な下着を干しているのが見つかっちゃって。パパ活のときに着ける仕事用のエッチな下着がたくさん……。しかも、ソープで使っていた道具なんかも部屋に散らばっていたりしていたので、それはバレますよね。──ソープ嬢のときに使っていた道具というのは?香子 たとえば避妊具とか。しかも、ひと箱とかじゃないんです。仕事用なので100箱とかのダース単位でまとめ買いしてあったんですよ。その派手な下着や避妊具を母が見つけて、「何これ! あなた変な仕事しているんじゃないでしょうね」って。──なるほど。実家だと持ち物でパパ活がバレるリスクがあるんですね。そのときお母さんになんて答えたんですか。香子 開き直って「パパ活だよ」と言いました。その後のことは覚えていないんですけど、「やめなさい」と言われた気がする。でも、母は私がパパ活しているのを父には黙っていたみたいです。──お父さんには黙っていた? 自分の娘がパパ活していると父親が聞いたらショックが大きすぎるからですか。香子 たぶんそうだと思います。そもそも、それ以前に銀座で働いているのがバレたことがあって、そのとき父にすごく怒られましたから。父はメガバンク勤務なんですが、銀行って以前は採用時に身元調査とかをしていたくらい、お堅いところらしいんですね。 とくに父が気にしていたのは自分の出世に対する悪影響だったんじゃないかと思います。怒りながら「就活でウチの銀行の系列企業には絶対にエントリーするな」と念押しされたので。──エリート銀行マンなので、娘がホステスやっていることが会社にバレたら自分の立場が悪くなるということですね。香子 そうだと思います。実際に私、大学3年の冬にインターンでわりと高評価を受けて、某シンクタンクの選考に残ったんですけど、父から「辞退しろ」って言われましたから。父の銀行の系列ではないんですが、ちょっと関係があるらしくて。 父から毎日「辞退しろ」とガミガミ言われるので、結局その企業は辞退しました。シンクタンク志望だったのに。──ホステスでそれだったら、パパ活しているのを知ったら大変なことになりますね。お母さんが内緒にしたのも頷けます。香子 もともと母は合コン相手として人気の高い女子の花形職業をしていたので、その手のお仕事でお金を稼ぐことには比較的寛容なんです。だから父よりはうるさく言われませんでしたが、さすがにパパ活は許してくれなかったですね。就職してみたはものの… 香子さんは大学卒業後、予定通り世界各国をめぐる旅に出た。ドミトリーに泊まり、バス移動をするガチ寄りのバックパッカーだ。 そして2年後に帰国し、もともと希望していたシンクタンクに就職。しかし、前述のように彼女はいまパパ活をしている。なぜ香子さんはパパ活女子に戻ったのか、ご両親とはどうなっているのか。──学生時代の就活ではシンクタンクが第一志望だったと言っていましたが、希望の職種に就けたのになぜまたパパ活を始めたんですか。香子 普通の仕事とパパ活を一緒にしちゃいけないんですが、おじさんが多い企業に若い女性が入ると、結局、パパ活や水商売と同じような役割を求められるんです。セクハラやパパ活的な要求があまりにも多いので、「もう、いいや」ってなりました。──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。 専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。現在の収入は月120万弱──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。 基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。 だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。◆◆◆ AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。(清談社)
──どういうきっかけでパパ活が親バレしたんですか。
香子 そのとき私は大学生だったので、東京郊外の実家暮らしだったんですね。実家だと掃除とかをするために、私がいないとき母親が部屋に入ってきたりするじゃないですか。
そうしたら、部屋のなかに派手な下着を干しているのが見つかっちゃって。パパ活のときに着ける仕事用のエッチな下着がたくさん……。しかも、ソープで使っていた道具なんかも部屋に散らばっていたりしていたので、それはバレますよね。
──ソープ嬢のときに使っていた道具というのは?
香子 たとえば避妊具とか。しかも、ひと箱とかじゃないんです。仕事用なので100箱とかのダース単位でまとめ買いしてあったんですよ。その派手な下着や避妊具を母が見つけて、「何これ! あなた変な仕事しているんじゃないでしょうね」って。
──なるほど。実家だと持ち物でパパ活がバレるリスクがあるんですね。そのときお母さんになんて答えたんですか。
香子 開き直って「パパ活だよ」と言いました。その後のことは覚えていないんですけど、「やめなさい」と言われた気がする。でも、母は私がパパ活しているのを父には黙っていたみたいです。
──お父さんには黙っていた? 自分の娘がパパ活していると父親が聞いたらショックが大きすぎるからですか。
香子 たぶんそうだと思います。そもそも、それ以前に銀座で働いているのがバレたことがあって、そのとき父にすごく怒られましたから。父はメガバンク勤務なんですが、銀行って以前は採用時に身元調査とかをしていたくらい、お堅いところらしいんですね。
とくに父が気にしていたのは自分の出世に対する悪影響だったんじゃないかと思います。怒りながら「就活でウチの銀行の系列企業には絶対にエントリーするな」と念押しされたので。
──エリート銀行マンなので、娘がホステスやっていることが会社にバレたら自分の立場が悪くなるということですね。香子 そうだと思います。実際に私、大学3年の冬にインターンでわりと高評価を受けて、某シンクタンクの選考に残ったんですけど、父から「辞退しろ」って言われましたから。父の銀行の系列ではないんですが、ちょっと関係があるらしくて。 父から毎日「辞退しろ」とガミガミ言われるので、結局その企業は辞退しました。シンクタンク志望だったのに。──ホステスでそれだったら、パパ活しているのを知ったら大変なことになりますね。お母さんが内緒にしたのも頷けます。香子 もともと母は合コン相手として人気の高い女子の花形職業をしていたので、その手のお仕事でお金を稼ぐことには比較的寛容なんです。だから父よりはうるさく言われませんでしたが、さすがにパパ活は許してくれなかったですね。就職してみたはものの… 香子さんは大学卒業後、予定通り世界各国をめぐる旅に出た。ドミトリーに泊まり、バス移動をするガチ寄りのバックパッカーだ。 そして2年後に帰国し、もともと希望していたシンクタンクに就職。しかし、前述のように彼女はいまパパ活をしている。なぜ香子さんはパパ活女子に戻ったのか、ご両親とはどうなっているのか。──学生時代の就活ではシンクタンクが第一志望だったと言っていましたが、希望の職種に就けたのになぜまたパパ活を始めたんですか。香子 普通の仕事とパパ活を一緒にしちゃいけないんですが、おじさんが多い企業に若い女性が入ると、結局、パパ活や水商売と同じような役割を求められるんです。セクハラやパパ活的な要求があまりにも多いので、「もう、いいや」ってなりました。──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。 専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。現在の収入は月120万弱──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。 基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。 だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。◆◆◆ AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。(清談社)
──エリート銀行マンなので、娘がホステスやっていることが会社にバレたら自分の立場が悪くなるということですね。
香子 そうだと思います。実際に私、大学3年の冬にインターンでわりと高評価を受けて、某シンクタンクの選考に残ったんですけど、父から「辞退しろ」って言われましたから。父の銀行の系列ではないんですが、ちょっと関係があるらしくて。
父から毎日「辞退しろ」とガミガミ言われるので、結局その企業は辞退しました。シンクタンク志望だったのに。
──ホステスでそれだったら、パパ活しているのを知ったら大変なことになりますね。お母さんが内緒にしたのも頷けます。
香子 もともと母は合コン相手として人気の高い女子の花形職業をしていたので、その手のお仕事でお金を稼ぐことには比較的寛容なんです。だから父よりはうるさく言われませんでしたが、さすがにパパ活は許してくれなかったですね。
香子さんは大学卒業後、予定通り世界各国をめぐる旅に出た。ドミトリーに泊まり、バス移動をするガチ寄りのバックパッカーだ。
そして2年後に帰国し、もともと希望していたシンクタンクに就職。しかし、前述のように彼女はいまパパ活をしている。なぜ香子さんはパパ活女子に戻ったのか、ご両親とはどうなっているのか。
──学生時代の就活ではシンクタンクが第一志望だったと言っていましたが、希望の職種に就けたのになぜまたパパ活を始めたんですか。香子 普通の仕事とパパ活を一緒にしちゃいけないんですが、おじさんが多い企業に若い女性が入ると、結局、パパ活や水商売と同じような役割を求められるんです。セクハラやパパ活的な要求があまりにも多いので、「もう、いいや」ってなりました。──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。 専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。現在の収入は月120万弱──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。 基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。 だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。◆◆◆ AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。(清談社)
──学生時代の就活ではシンクタンクが第一志望だったと言っていましたが、希望の職種に就けたのになぜまたパパ活を始めたんですか。
香子 普通の仕事とパパ活を一緒にしちゃいけないんですが、おじさんが多い企業に若い女性が入ると、結局、パパ活や水商売と同じような役割を求められるんです。セクハラやパパ活的な要求があまりにも多いので、「もう、いいや」ってなりました。
──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?
香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。
専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。
──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。
香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。
基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。
──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。
香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。
だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。
◆◆◆ AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。(清談社)
◆◆◆
AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。
しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。
(清談社)

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