【独自】帝京大教授 ゼミでセクハラか 「あんたは女だと思ったから」名前で女性と“勘違い”

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女子大生を優先的にゼミで採用すると、性差別ともとられかねない発言をした大学教授。音声データがSNSに投稿され、波紋が広がっている。
ラグビーの強豪校としても知られる帝京大学。今、男子学生によるSNSの投稿が拡散され、波紋が広がっている。
ことの発端は、教授の勘違いだった。
教授「僕の腹づもりでは、あんたが女だと思ったから」(音声データより)
10月、経済学部2年生の男子学生が、ゼミの募集メールを目にした。
ゼミ募集のメール「2次募集をします!」、「男女を問わず4人ほど採用したいと思います」
すぐに男子学生が問い合わせると、教授から返信のメールが届いた。
教授からのメール「女子学生さんですよね? 歓迎いたします。男子には内緒ですが、女子は基本的には応募 = 採用です」
女子学生を優遇してゼミに採用するという回答。
教授は、男子学生の「聖奈」という名前から、女性と勘違いしていた。
そのうえで…。
教授からのメール「サンドイッチにコーヒーでも飲みながら、お話ししましょう」
この誘いに乗った男子学生が実際の性別を明かしたところ、教授の態度は一変。
その時の教授とのやり取りがこちら。
聖奈さん「男女問わず4人と書いてあったが、メールの文章では女子の応募 = 採用と書いてあった」教授「それは君が女だと思ったから送っただけ。僕の腹づもりでは、あんたが女だと思ったから、女だったら優先的に取るつもり。それだけだよ。あなたのこと、女と誤認したのは僕のミスだけど、しょうがないよな、あんな名前なんだから。普通は女性だと思いますね」
聖奈さんはさらに、女性を優遇するとしたメールについて問いただした。
教授「あのメールのことは忘れてください。私的な会話と思ってください。公式には出せません」聖奈さん「私的な…はい」教授「公式にわたしが、ゼミの案内に(女性が優先と)出したら、ほかの人からクレームが来る。学部長からダメだと…。腹の中でどう思うかは自由なの。実際に決める決めないは僕の権限」
女性を優遇したことについて、教授は「ゼミの男女比率を考え、女子学生をもっと増やしたかった」と説明したという。
聖奈さんは、自分の名前を侮辱されるなど、教授から性差別的な発言を受けたと訴える。
帝京大学2年生・聖奈さん「やる気があっても、男子という理由だけで優先順位が低くなってしまうのは、すごく不公平。こういう差別をなくしてほしいというのが一番」
帝京大学の女子学生からは、セクハラだとの声が上がった。
帝京大学生「2人きりっていうのが怖い。本当にそういうことがあるんだと、びっくりです」、「女だからって優遇されるのは、どうかなと思う」、「教授自身の口から、学生にそれが示されてしまうのがよくない」
帝京大学は「事実関係を確認中」としたうえで、当該のゼミの募集は中止すると発表している。

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