何気ない会話の中で、悪気はなかったのについ相手に不快な思いをさせてしまうこともありますよね。Instagramで日々の気づきを投稿しているB.B軍曹さんも、知人と訪れたお店での出来事を漫画『余計な一言夫の言い換え術』に描いています。
【漫画】余計な一言をさらっとフォロー…「夫の言い換え術」全編を読む
ある日、知人が予約してくれた店に夫婦で訪れたB.B軍曹さん。店内に人がおらず、静かで落ち着いた雰囲気だったため、「空いてていいお店ですね~」と無邪気に言ったところ、場が一瞬静まり返ってしまいました。その瞬間、「あっ…これはもしかして人気がないって受け取られたかも!」と焦ったそうです。
そんな時、夫の髭さんが「本当に、素敵な穴場を知れてよかった」「ゆっくりできる素敵なお店」と即座にフォロー。その場の空気を和ませる神対応に、B.B軍曹さんは感謝の気持ちでいっぱいになったといいます。
同作の読者からは「髭さんの言葉の翻訳機能を作ってもらいたいですね!優しい世界になること間違いない!」「とっさにその場で言えるところがいつも素晴らしいです」など、たくさんの賞賛の声があがっています。そこで、作者のB.B軍曹さんに髭さんについて詳しい話を聞きました。
ー 髭さんはなぜサラッと神対応ができるんでしょうか?
私も知りたいです(笑)本人いわく「相手のいいところをちゃんと見てるだけ」とのことです。あと「職業柄、誤解されない言い方をいつも考えてる」とも言っていましたね。
実際、髭はコミュニケーション力が非常に高くて、伝える力も受け取る力もどっちもすごいです。たぶん自分の正しさより相手が安心できるかを優先してるから、自然と心地よい言葉選びができるんだと思います。その姿勢を本当に尊敬しています!
ー漫画のネタはどのように思いつかれてますか?
よく聞かれるんですが、日常の「今の言い方、地味に刺さったな」みたいな瞬間がネタの宝庫です。何気ない会話での違和感とか「これ言われて嬉しかったな」と思った言葉を、寝る前とかお風呂でリプレイして、言葉の温度を探るんです。
あとインスタのフォロワーさんのコメントに助けられてる部分も大きくて。私はいただいたコメント、気付いた分は全て返信するようにしてるのですが、「こんな風に感じる人、他にもいるんだ!」って発見が、ネタの確信に変わることも多くて。皆さんと一緒に作ってる感覚です。
(海川 まこと/漫画収集家)