「おトクだけれど面倒くさい」ポイ活迷子増加中?「アプリや情報多すぎて疲れる」専門家に聞くポイ活長続きのヒント

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家計の出費が増す中で、「ポイ活」を節約目的に活用する人が多い一方、アプリやサービスの情報過多に疲れ、活用しきれない「ポイ活迷子」が増えているようだ。専門家に長続きのヒントを教えてもらった。
買い物でポイントを意識する方が多い一方、情報の多さに「ポイ活迷子」になる方もいるようだ。
2025年は、最大11連休となる人もいたゴールデンウィーク。長期休みを利用して、旅行や買い物など、出費がかさんだ家庭もあったのではないだろうか。
食費や子供の習いごと費用など、何かとお金がかかる子育て世代。
au PAYマーケットは、そんな子育て世帯がどんなことにお金を使い、どんなことを節約したいと考えているのか、買い物事情について調査した。(調査期間:2025年2月10日~2月14日、調査対象:10歳以下の子どもを持つ30代~50代の男女600人、調査方法:WEBアンケート)
2025年度に「消費額を増やしたい」と答えた人は13.0%となった一方、「減らしたい」とした人は24.5%、「例年と同様」と答えた人は62.5%となった。物価高の影響なのか、まだまだ財布の紐は固い様子だ。
買い物をする際に意識したいことを聞くと、「ポイントを貯める・活用する(ポイ活)」が65.2%で1位、「節約/コストパフォーマンス」が55.5%、「健康/ウェルネス」が18.3%、「エコ/サステナビリティー」が13.0%、「地元や国内製品の購入」が12.8%という結果となった。
ポイント使って、お得に買い物することを意識する人は多いようだ。
そんな中、最近話題になっているのが、「ポイ活迷子」だ。
ポイ活を意識している人にその悩みを聞くと、「アプリやサイトが多すぎて管理が大変(41.2%)」、「ポイ活関連の情報が多く、正解が分からない(33.3%)」「ポイ活の有効期限が短い(23.0%)」「ポイントを貯めるのが面倒(22.0%)」などなど。
たくさんの情報を整理しきれない「ポイ活迷子」が多いようだ。
「ポイ活」について、働く皆さんに街で聞いてみた。
WEBデザイナー(20代):何でも楽天カードで払ってポイントを貯めて、そのままお金として使えるので好きな物を買います。
――アプリなどはやらない?
WEBデザイナー(20代):時間をとられるのが面倒くさい。小さいなと思う金額的に。勝手に貯まっているのがちょうど良い。
サービス業(20代):dカードのdポイントを一生ためている。dポイントってポイント投資ができる。そっちの方に入れて、5万ポイントが、6~7万ポイントになっている。マツキヨは、dポイントとマツキヨポイントも貯まるので、家の一番近いドラッグストアよりも、マツキヨに行きます。歩いたら自動販売機のお茶などが無料になる(アプリで)入れていたけど、入れていることすら、日常生活で忘れちゃう。
医療関係(30代・夫):ポイ活で貯めたポイントで、子供のおやつを買ったりしている。
主婦(30代・妻):ご飯・食事、だいたいポイ活かな。
医療関係(30代・夫):私はやっていないです。妻が、ポイ活で一日中スマホをいじっているのは見ているけど、ずっと使って通信制限・電池無くなるのは、はたから見ていてデメリットなのかなと。(家計は)助かっているが、一日中やってようやく、そこ(商品券など)に到達しているのを見ているので、仕事をしながらだと厳しい。
サービス業(30代):きょう歩いています。(画面見せて)こんな感じで。けっこう歩いています。(別のポイ活サービスでは)毎日、時間とか決まっていたり、20分に一回クリックしないといけないなど、面倒くさい。“今日やりそびれちゃった”がある。
人材関係(30代):ポイントカードが財布にかさばるのが嫌だし、アプリもいっぱいありすぎて、よく分からないところがあり、面倒くさい。
――周りが勧めてくることは?
人材関係(30代):めっちゃいます。“これ使うと得だよ”とか、紹介すると、その人にポイント入ったりするのを、勧められるけど、面倒くさいからやっていない。
――どうしたら使う?
人材関係(30代):登録して使うまでのステップが少ないとか、1個のアプリに色んなポイントがまとまっていると楽。
――そういうのを勧められたら?
人材関係(30代):使います、使います。絶対使う。
「Live News α」では、消費経済アナリストの渡辺広明さんに話を聞いた。
堤礼実キャスター:お得なポイ活。小売りの現場をウォッチしている渡辺さんの目には、どう映っていますか?
消費経済アナリスト・渡辺広明さん:ポイントを貯めて活用するのは、もちろん実質的に出費を抑える節約が目的となっています。
物価高が続き、節約志向が高まる中で、ポイントサービスも拡大していて、2025年の民間のポイント発行額は1兆3000億円を突破する見込みで、個人消費の重要なファクターとなっています。
堤キャスター:今、本当に多くのポイントサービスがありますよね?
消費経済アナリスト・渡辺広明さん:ポイ活は企業側から見れば、消費者の囲い込みや、リピート促進など、客単価のアップを図れるメリットがあります。
消費経済アナリスト・渡辺広明さん:ポイントサイト「フルーツメール」の調査によると、最も利用されているのは、「楽天ポイント」(45.55%)なんです。さらに、「PayPayポイント」(17.46%)、や「dポイント」(12.91%)「Pontaポイント」(7.27%)、「Vポイント」(6.94%)などが続いています。
これは、日常的な買い物や、オンラインショッピングで、使いやすいポイントサービスが選ばれる傾向にあります。
堤キャスター:ただ、ポイ活迷子という方も結構いるようですね?
消費経済アナリスト・渡辺広明さん:「SNS疲れ」にも言えることですが、情報が多すぎると、距離を取りたくなることがありますよね。
さらに、ポイ活の落とし穴というべきものもあって、例えば、ポイントに縛られ買い物の場所が限定されたり、ポイントの有効期限を気にして要らぬ買い物をしたりなど、本来の意味を見失って、家計の足かせになっているケースも見受けられます。
堤キャスター:ポイントサービスと、うまく付き合えるといいですね?
消費経済アナリスト・渡辺広明さん:ポイ活迷子にならないために必要なのは、「気づいたら貯まっていた」という鷹揚さと、「日常の買い物に取り入れる」賢さが大事だと思います。
一方、若者中心に、ポイ活でどれだけ得をするのかとゲーム感覚で楽しみを見いだす方も多くなっています。
ポイントにコントロールされるのではなく、自分らしくお得な還元を積み増していくには、複数のサービスをまとめて整理してくれる「ポイ活管理アプリ」を活用して、しっかりポイントの収支を把握することが大事なのかもしれません。
堤キャスター:ポイントを貯めること自体を目的としてしまうと、結果として、無駄な出費につながることもあるように思います。自分の性格や買い物のスタイルに合わせて、ポイントサービスを使いこなしていけるといいですね。(「Live News α」5月6日放送分より)

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