長野・飯田の水門衝突事故、道路が一部盛り上がり「スピード出すと一瞬ふわりと浮く場所」

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長野県飯田市松尾清水の水神橋付近の堤防道路にある水門に24日、近くの職業訓練施設「飯田技術専門校」に通う男子訓練生4人が乗った乗用車が衝突した単独事故。
車は事故の衝撃で原形をとどめず、大破していた。飯田署が事故原因を調べている。
地元住民によると、現場の道路は国道へ抜ける近道として、車も普段から通る場所だという。
「ブレーキ音のような音の直後に『ダーン』という衝突音を聞いた」。現場近くに住む男性(45)は事故当時をこう証言する。現場付近はほぼ直線だが、道路が一部盛り上がっており、男性は「スピードを出して走ると車が一瞬ふわりと浮き上がる場所で、過去にも事故があったと聞いたことがある」と語る。
現場が通勤経路だという同市内の介護福祉士の40歳代女性も「路面の盛り上がりでその先の見通しが悪いので、いつも必ず減速する。盛り上がりの前後は緩やかなカーブもあるので、気をつけて運転するはずだ」と話す。
同校の鮎(あい)沢(ざわ)宏和校長(56)は24日夜、記者団の取材に応じ、「とても信じられないし、大変なショックだ。車を扱う人間を育てているのに、その怖さを思い知らされた。言葉が出てこない」と肩を落とした。

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