天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」が開かれました。愛子さまや佳子さまが着物姿で出席される中、62年ぶりに歓談のスタイルが変更されました。 ◇晴天に恵まれ、過ごしやすい陽気となった22日、行われたのは天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」。両陛下のほか、10人の皇族方が出席されました。女性の皇族方の装いは色鮮やかな着物姿。今回が3回目の出席となる両陛下の長女・愛子さまは水色の振り袖で、黄緑色の振り袖を着た秋篠宮家の二女・佳子さまの隣に並ばれました。
各界の功労者とその配偶者など1400人以上が出席した園遊会。両陛下と歓談されていたのは、プロゴルファーの青木功さんです。陛下「ゴルフも」皇后さま「イギリスで少しだけ習って」陛下「ちょっとやりましたけど、なかなか」プロゴルファー 青木功さん「お忙しいですからね。またチャンスがありましたら手ほどきしますよ」皇后さま「今も定期的に立ってるんですか」プロゴルファー 青木功さん「少しやってますよ」漫画家の、ちばてつやさん。陛下「漫画も世界で」ちばてつやさん「ありがとうございます。この間、文化勲章をいただきまして」陛下「海外でも日本の漫画を契機として、日本の文化、日本語に興味を持つように」漫画家 ちばてつやさん「とてもうれしいです。ありがとうございます」皇后さま「今はなにか描いてらっしゃるんですか」漫画家 ちばてつやさん「今でもまだたった4ページですけど、日常の年をとるとこうなっちゃうよという話とか、昔の戦争を体験していましたので引き揚げの話とか描いたりしています」 園遊会の歓談は両陛下を先頭に和やかな雰囲気で進みます。その後、両陛下が進んだ方向とは、愛子さまは逆の方向に。別のルートで歓談されていました。実は今年は、“62年ぶり”に歓談スタイルが変わった園遊会となったのです。元々園遊会は、「菊を見る会・観菊会」として1880年に始まりました。戦前にはノーベル物理学賞を受賞したアインシュタインも招かれたといいます。そして、1953年から一般の功労者も招いて料理などをふるまう現在と同じスタイルになります。その10年後、開催場所が赤坂御苑に変わってから皇室の方々が一列に並んで歓談される形式は62年間、同じままでしたが、去年の秋の園遊会では暑さや長時間の場所取りなどの影響で招待者5人が体調不良に。そこで今回は、同じエリアに人が集中するのを避けるため、両陛下と皇族方の進まれるルートを途中で3つに分けるというスタイルに変更となりました。 ◇女子ソフトボール元日本代表監督 宇津木妙子さん「ソフトボール60年、今年還暦を迎えました。ソフトボールだけで人生最高の人生だったと」女子ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さん。実は皇后さまも中学でソフトボールを始め、アメリカの高校でも部活動に打ち込まれました。この日、ソフトボール経験者ならではのやりとりも。宇津木妙子さん「まだノックやっているんですよ」皇后さま「そうなんですか」宇津木妙子さん「皇后陛下にも一度ノックしたいなと。お忙しいと思いますけど」陛下「雅子は上手にとれると」宇津木さん「とれると思います」皇后さま「愛子が」宇津木さん「ぜひ本当に一度」その後、愛子さまと歓談した際…宇津木さん「ノック受けたいと愛子さまから言われたので、ぜひ今度は行きますよ、とお誘いをいただきました。ストレス発散にもなるんじゃないのと話をしたんですけど、やってみたいと」──どんなノックを?宇津木さん「最初は優しくやりますよ。そのうちだんだん動かそうかなと思いますけど」愛子さまに関しては、ちばてつやさんも。漫画家 ちばてつやさん「あしたのジョーを読んでいると。コマ割りがなかなかうまいと褒められちゃった。つづくに行くところがとても期待を持たせて、演出がなかなか考えてやっていると。すごく深読みされているのでびっくりしました。暗いところもあるけどすごく面白いと。読んでくださったのでとてもうれしかったです」 ◇コロナ禍以降初めてアルコール飲料も解禁となった今年の園遊会。一人ひとりとの懇談時間をたっぷりとった、和やかなひとときとなりました。
天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」が開かれました。愛子さまや佳子さまが着物姿で出席される中、62年ぶりに歓談のスタイルが変更されました。
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晴天に恵まれ、過ごしやすい陽気となった22日、行われたのは天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」。両陛下のほか、10人の皇族方が出席されました。
女性の皇族方の装いは色鮮やかな着物姿。今回が3回目の出席となる両陛下の長女・愛子さまは水色の振り袖で、黄緑色の振り袖を着た秋篠宮家の二女・佳子さまの隣に並ばれました。
各界の功労者とその配偶者など1400人以上が出席した園遊会。
両陛下と歓談されていたのは、プロゴルファーの青木功さんです。
陛下「ゴルフも」
皇后さま「イギリスで少しだけ習って」
陛下「ちょっとやりましたけど、なかなか」
プロゴルファー 青木功さん「お忙しいですからね。またチャンスがありましたら手ほどきしますよ」
皇后さま「今も定期的に立ってるんですか」
プロゴルファー 青木功さん「少しやってますよ」
漫画家の、ちばてつやさん。
陛下「漫画も世界で」
ちばてつやさん「ありがとうございます。この間、文化勲章をいただきまして」
陛下「海外でも日本の漫画を契機として、日本の文化、日本語に興味を持つように」
漫画家 ちばてつやさん「とてもうれしいです。ありがとうございます」
皇后さま「今はなにか描いてらっしゃるんですか」
漫画家 ちばてつやさん「今でもまだたった4ページですけど、日常の年をとるとこうなっちゃうよという話とか、昔の戦争を体験していましたので引き揚げの話とか描いたりしています」
園遊会の歓談は両陛下を先頭に和やかな雰囲気で進みます。その後、両陛下が進んだ方向とは、愛子さまは逆の方向に。別のルートで歓談されていました。
実は今年は、“62年ぶり”に歓談スタイルが変わった園遊会となったのです。
元々園遊会は、「菊を見る会・観菊会」として1880年に始まりました。戦前にはノーベル物理学賞を受賞したアインシュタインも招かれたといいます。そして、1953年から一般の功労者も招いて料理などをふるまう現在と同じスタイルになります。
その10年後、開催場所が赤坂御苑に変わってから皇室の方々が一列に並んで歓談される形式は62年間、同じままでしたが、去年の秋の園遊会では暑さや長時間の場所取りなどの影響で招待者5人が体調不良に。
そこで今回は、同じエリアに人が集中するのを避けるため、両陛下と皇族方の進まれるルートを途中で3つに分けるというスタイルに変更となりました。
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女子ソフトボール元日本代表監督 宇津木妙子さん「ソフトボール60年、今年還暦を迎えました。ソフトボールだけで人生最高の人生だったと」
女子ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さん。実は皇后さまも中学でソフトボールを始め、アメリカの高校でも部活動に打ち込まれました。この日、ソフトボール経験者ならではのやりとりも。
宇津木妙子さん「まだノックやっているんですよ」
皇后さま「そうなんですか」
宇津木妙子さん「皇后陛下にも一度ノックしたいなと。お忙しいと思いますけど」
陛下「雅子は上手にとれると」
宇津木さん「とれると思います」
皇后さま「愛子が」
宇津木さん「ぜひ本当に一度」
その後、愛子さまと歓談した際…
宇津木さん「ノック受けたいと愛子さまから言われたので、ぜひ今度は行きますよ、とお誘いをいただきました。ストレス発散にもなるんじゃないのと話をしたんですけど、やってみたいと」
──どんなノックを?
宇津木さん「最初は優しくやりますよ。そのうちだんだん動かそうかなと思いますけど」
愛子さまに関しては、ちばてつやさんも。
漫画家 ちばてつやさん「あしたのジョーを読んでいると。コマ割りがなかなかうまいと褒められちゃった。つづくに行くところがとても期待を持たせて、演出がなかなか考えてやっていると。すごく深読みされているのでびっくりしました。暗いところもあるけどすごく面白いと。読んでくださったのでとてもうれしかったです」
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