《16歳女子高生の遺体を隠し…》「6人家族だけど、共働きのご両親が不在がちで…」江口真先容疑者(21)が実家クローゼットに死体を遺棄できた理由

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「いつも家に親がいなかったから、気づかなかったのかもしれませんね……」──3月31日、愛知県一宮市の民家から若い女性の遺体が見つかった事件。愛知県警は同日、この家に住む無職の男を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。
《写真》工作部だった中学時代の江口容疑者。卒業文集「はく手をくれてうれしかった」など
大手紙社会部記者が解説する。
「被害者女子は3月28日に『インターネットゲームで知り合った愛知県の知人のところに行ってくる』などと母親に伝え、翌日から行方がわからなくなっていました。捜索を進める中で、江口真先容疑者(21)が関係先として浮上。愛知県一宮署員が自宅に駆けつけたところ、2階クローゼット内で布にくるまれた女性の遺体が見つかりました。遺体の首や肩などに、複数の刺し傷があることが確認されています。
被害者は東京・葛飾区の高校生、加藤和華さん(16)。捜査関係者によると、2人はオンラインゲームで知り合い、今回が初対面だとみられています」
事件現場となったのはJR尾張一宮駅から5キロメートルほど離れた閑静な住宅街。警察が自宅に立ち入った日、現場を見ていた近隣住民がこう証言する。
「夜の11時過ぎころでしょうか。パトカーと、刑事さんらしき人が乗ったハイエースのような車が5~6台来ていて、うちの前の道路を塞いでいました。大雨にもかかわらず、10人以上の警官があの家の前に集まっていました。私は何があったかもわからず、ただ家の2階から見ていただけですが……」
別の近隣住民はこうも証言する。
「なんか騒がしいなと思って外に出たら、パトカーなんかが、道にずらっと並んでいて……。うちは関わりないけど『なんかあったんやろな』って。飼っているワンちゃんの鳴き声がうるさくて。野次馬していた人も多かったと思います」
近隣住民らの証言によれば江口容疑者宅は6人家族で、遺体発見現場となった一軒家の実家に住んでいたようだ。
「(容疑者は)いつも犬の散歩をしとるんですよ。あと、ときどき自転車でどこかに出かけるんですけど、バリバリ働いているって印象はなくて……。本人はおとなしそうな子だなという印象しかありません。
ここには少なくとも20年前くらいから住んでいますね。私ら近所の人は、町内会のお宮掃除でご両親に年に数回顔を合わせるだけ。近所付き合いはなかったですけど、ご家族自体はトラブルもなくて、仲の良い家庭だと思っていました。夜になると、キャッキャッと笑い声のようなのが聞こえることもありましたし」
自宅に見知らぬ女子高生を誘い込み、家族に見咎められることはなかったのだろうか。
「ふつう、男の子の親だったら急に若い女子高生みたいな子が家に来たら『誰だろう』と思いますよね。でも、あそこのお宅はお子さんも4人いて、いちばん下の子はまだまだ小さいんですよ。その子を保育園に預けてご両親とも働いていたので、不在がちだったんじゃないかな。だから平日に女の子を呼べたのかなって……。ご両親は家に女の子がいるなんて寝耳に水だったと思うし、悪く言うと誰かを連れ込んでも『誰にもバレない』という確信があったのかなって思います」
警察の調べに対して、女子高校生の遺棄だけでなく殺人もほのめかしているという江口容疑者。事件の動機や経緯について、愛知県警は捜査を続けている。
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