ネコのコロナ症例、初報告 北海道の獣医師、論文発表

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新型コロナウイルスに感染し、診察を受ける飼いネコ=2021年8月、北海道中標津町
北海道中標津町の獣医師山田恭嗣さんが、新型コロナに感染した飼いネコを診察して症状の特徴をまとめた論文を発表し、取材に応じた。日本獣医師会によると、ネコの症例報告は国内初。飼い主からの感染が考えられるとし「疑わしき症状が出ても、獣医師に相談して冷静な対応を」と呼びかける。
感染したネコは道東部の家庭で飼われている当時12歳の雌。飼い主らが感染した直後、ネコにも鼻水やせきの症状が出始め、飼い主らと同じデルタ株の陽性が判明。発症8日目に呼吸器の状態が悪化したため、抗ウイルス剤などを投与すると、回復した。
ネコは室内で飼われ、飼い主を介して感染したと判断した。
新型コロナウイルスに感染した飼いネコを診察して症状の特徴をまとめた論文を発表した獣医師の山田恭嗣さん=18日、北海道中標津町
新型コロナウイルスに感染し、診察を受ける飼いネコ=2021年8月、北海道中標津町

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