皆さんは、177番に電話をかけたことがありますか?電話による音声サービスが、あす、またひとつ姿を消します。
「気象庁発表の3月30日午前11時現在の気象情報をお知らせします」
気象庁の天気予報を電話で聞けるサービス「177」。1955年に始まったこのサービスを、NTT東日本とNTT西日本があすで終了します。インターネットの普及や固定電話の利用が減少していることがその理由です。
森田正光気象予報士「すごい寂しいですよ。実は177の吹き込みというのは、我々若い世代、50年前なんですが、若い世代としてはある意味、ラジオに出るための前段階の練習なんですよ」
お天気キャスターの森田さん、実はおよそ半世紀前、音声を吹き込む担当者でした。
森田正光気象予報士「昔は少なくとも電話で177をとる、電話で天気予報を知るっていうのは普通の感覚でしたよね。当時は台風が来ると1日100万件(問い合わせがある)といわれていましたね」
70年の歴史にあす、幕が下ろされます。