東北の太平洋側は台風並みの暴風が吹き荒れ、各地で被害が相次ぎました。東北新幹線が運転を見合わせるなど交通にも影響が出ました。
仙台市内も朝から暴風が吹き荒れました。バス停では、立つことができなくなる人も。
空港では、砂ぼこりが一気に舞い上がり、視界がさえぎられました。仙台空港では12便が欠航となりました。
最大瞬間風速は宮城県の白石で35メートル、仙台空港で34メートルを観測し、木が倒れたり、駅舎の屋根が一部飛ばされたりする被害が各地で相次ぎました。
記者「新幹線、運転見合わせの影響で中央改札前、多くの人で混雑しています。午前中から、混乱した状況が続いています」
また、東北新幹線は午前10時半頃、風速計の値が規制値に達し、東京駅と盛岡駅の間で運転を見合わせました。年度末で移動する人たちが足止めされ、駅構内は混雑しました。
東京駅に向かう乗客「在来線も動いていないし、八方ふさがりです」「あした引っ越しがあるのできょう中に行きたい」
記者「事故のあった現場では、立っているのがやっとなほどの強風が吹いています。そして、向こうには強風の影響でしょうか。トラックが完全に横倒しとなっています」
一方、福島県内の東北道では風にあおられたとみられるトラックが横転。宮城県と福島県で高速道路の通行止めも相次ぎました。暴風のピークは過ぎたとみられますが、今夜遅くまでは強風に対する注意が必要です。