都立高入試 英語スピーキングテスト導入に波紋 「中止」求める声相次ぐ

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今年度の都立高校の入試に初めて導入される英語のスピーキングテストがおよそ1週間後の27日に迫る中、公正性が保たれないとして現役の教師からも中止を求める声が相次いでいる。
【映像】「入試に使えない」反対デモの様子 スピーキングテストはおよそ8万人の中学生それぞれがタブレット端末に音声を吹き込む形式で行われ、2月の入学試験の得点と合算され合否が判定される。 試験がおよそ1週間後に迫る中、問題になっているのが体調不良などで受験しなかった生徒の扱いだ。東京都教育委員会は来年2月の英語の筆記試験で、同じ得点だった生徒のスピーキングテストの平均点を付与するとしているが、これによって受験しなかった生徒が実力以上の得点を付与され、順位が逆転する可能性があるという。

【都立高校英語教師】「スピーキングテストの結果を筆記試験から推定するというのも理解できない」「場合によっては『逆転現象』が起こるっていうふうに指摘もされてますけれど、もし合格ラインのところで起きたときに一体どうするのか。かなり大きな疑問ですね」【都内公立中英語教師】「人の点数(平均点)が入るってことなんですね。そんな入試は私は聞いたことがないので、入試として不完全であると感じています」 また、専門家は今年度は試験的に実施して検証すべきと指摘している。【神奈川大学久保野教授】「入試に使うのはやめてほしい。実際に、今年の都立高校入試で、どのくらい差が出たか、逆転現象が起きたかっていうのがわかった段階で、来年度、入試に使っていいのかどうかを再度きちっと議論をすべき」 一方、都教委は「入試の構造に問題はない」として、予定通り27日にスピーキングテストを実施する方針だ。(ANNニュース)
スピーキングテストはおよそ8万人の中学生それぞれがタブレット端末に音声を吹き込む形式で行われ、2月の入学試験の得点と合算され合否が判定される。
試験がおよそ1週間後に迫る中、問題になっているのが体調不良などで受験しなかった生徒の扱いだ。東京都教育委員会は来年2月の英語の筆記試験で、同じ得点だった生徒のスピーキングテストの平均点を付与するとしているが、これによって受験しなかった生徒が実力以上の得点を付与され、順位が逆転する可能性があるという。
【都立高校英語教師】「スピーキングテストの結果を筆記試験から推定するというのも理解できない」「場合によっては『逆転現象』が起こるっていうふうに指摘もされてますけれど、もし合格ラインのところで起きたときに一体どうするのか。かなり大きな疑問ですね」
【都内公立中英語教師】「人の点数(平均点)が入るってことなんですね。そんな入試は私は聞いたことがないので、入試として不完全であると感じています」
また、専門家は今年度は試験的に実施して検証すべきと指摘している。
【神奈川大学久保野教授】「入試に使うのはやめてほしい。実際に、今年の都立高校入試で、どのくらい差が出たか、逆転現象が起きたかっていうのがわかった段階で、来年度、入試に使っていいのかどうかを再度きちっと議論をすべき」
一方、都教委は「入試の構造に問題はない」として、予定通り27日にスピーキングテストを実施する方針だ。(ANNニュース)

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