建設現場14階から落下…意識不明になったのは「手すり設置や安全教育を怠ったから」元技能実習生が会社を提訴 熊本

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建設現場での転落事故は、会社が安全配慮を怠ったことが原因だとして、元ベトナム人技能実習生が損害賠償を求める裁判を起こしました。
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佐賀県鳥栖(とす)市の建設会社を訴えたのは、元ベトナム人技能実習生のディン・ヴァン・イーさん(39)です。
訴状などによりますと、イーさんは2019年7月から技能実習生として働いていましたが、2021年8月に熊本市のマンション建設現場で14階から転落し、一時、意識不明の重体となりました。
イーさんは、会社が転落防止用の手すりを設置せず、日本語が苦手な外国人労働者への安全教育を怠ったことが事故の原因として、建設会社に約878万円の損害賠償を求めています。
ディン・ヴァン・イーさん「実習生や外国人労働者がこれ以上圧力をかけられたり、いじめられたりすることなく、正当な権利を保護されることを望んでいます」
被告の建設会社の代理人弁護士は、「訴状を受け取っていないのでコメントできない」としています。

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