市立病院で3億2千万円過大請求 診療報酬基準を誤認、大阪・枚方

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大阪府枚方市の「市立ひらかた病院」は18日、診療報酬の基準を誤って認識し、3年超にわたり計約3億2千万円を過大に受け取っていたと発表した。急性期の一般病棟に比べて入院料が高額な終末期患者向けの緩和ケア病棟で、看護師の配置人数に関する基準を満たしていなかった。
病院によると、昨年8月に近畿厚生局が実施した定期調査でミスが発覚。緩和ケア病棟では夜勤帯に看護師2人以上を配置すべきところ、2021~24年に、1カ月に7日程度、准看護師が入っていた。急性期の一般病棟では准看護師を含めた看護職員を配置するとなっており、誤認していたという。
過大受給による返金対象者は約450人に上る見込み。

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