《懲役23年実刑判決》「自宅でウサギを可愛がっていたのに…」「刺青の男と付き合い始めた」小西優花被告が“グレた瞬間” 法廷で証人は「(交際相手は)反社会的な人」

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北海道・旭川市の渓谷、神居古潭にかかる神居大橋で発生した「旭川女子高生殺害事件」。殺人罪などに問われていた小西優花被告(20)は、3月5日に旭川地裁で開かれた5回目の裁判員裁判で検察から懲役25年を求刑され、3月7日、懲役23年の実刑判決が言い渡された。
【写真】「うさぎを可愛がっていた」小西優花被告(20)の“加工なしの素朴な笑顔”時代
「2024年4月、被害者の女子高生が、食事中の内田梨瑚被告(22)の様子をSNSに投稿し、同被告はそれを知って因縁をつけた。内田被告は“舎弟”である小西被告を呼び出し、ともに被害者を車で連れ回して暴行。その後、全裸にして土下座で謝罪させ、その姿を動画撮影した上で、橋から落として殺害した疑いが持たれていました」(大手紙社会部記者)
公判での争点の一つは、小西被告が犯行に主体的に関わっていたかどうかだった。
「弁護側は、小西被告は内田被告に従属的な立場だったと主張していました。一方で検察側は、小西被告が女子高生に積極的に暴力をふるったり暴言を吐いていたことを指摘。女子高生を落下させる際にも大きな役割を果たしたとしていました」(同前)
検察側の証人として出廷した際、「ここでは話したくありません」と証言を“拒否”して約5分で退廷した内田被告。一方で小西被告は、遺族に対して涙ながらに謝罪するなど「反省」の姿を示している。
残忍な暴行に及ぶ姿と反省する姿──、どちらが本当の小西被告なのか。NEWSポストセブンは昨年8月、被告の学生時代の同級生に、その人柄を聞いていた。
「小西は小学生の頃からジコチューな印象でしたが、自宅で飼っているウサギを溺愛する一面もありました。『美味しい?』などと声をかけながら人参を食べさせていたのを覚えています。
『うちに父親はいないの』と言っていて、お母さんはいつも夜遅くに家に帰ってきていた」(学生時代の同級生)
中学・高校と進学する中で、小西被告の生活態度も徐々に変わっていったようだ。
「高校2年生の時に小西は急に学校を辞め、それからタバコを吸ったりお酒を飲んだりしているという話を友達伝いに聞くようになった。当時の小西は、刺青の入った2、3個年上の男と付き合っていました」(同前)
小西被告の交際相手に関しては、事件当日、内田被告や小西被告と一時合流して監禁に関与した少年・X(監禁の非行内容で少年院送致)も、法廷で証言していた。裁判を傍聴したライターが語る。
「Xは3月3日に開かれた第3回公判の証人尋問で、自身の先輩が小西被告の交際相手だったと供述。検察官から『どういう人ですか?』と問われると『反社会的な人だと思います』と答えていました。
Xはこの交際相手について、『(暴力団との具体的なつながりも)聞いていました』と供述。一方で、裁判官に交際相手の素性について質問した際、Xは『答えたくないです』『わからないです』などと答えに詰まっていた。『交際相手から(事件について)黙秘をしろと言われたことはありますか?』との問いにも『わからないです』と答え続けたため、裁判官が『わかりました! ないとは言えないということですね』と失笑する場面もありました」
内田被告にも、反社会的勢力との繋がりや、違法薬物使用をアピールする癖があった。
「証人尋問中、Xは『梨瑚さんのバックにいる人と関わりたくはなかった』と供述する場面もありました。
判決には小西被告の『更生可能性』も考慮されましたが、その点で、被告と周囲にいた人間との関係も、検察は問題視していたようです」
小西被告は現在20歳。これまでの人生より長い時間をかけて罪を償っていくことになる。今後に行われる内田被告の裁判では、どのような判決が下るのだろうか。
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