橋下徹氏 兵庫・斎藤元彦知事は「権力者としては不適格」…百条委員会の報告受け一刀両断

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元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が5日、関西テレビ制作の情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演し、斎藤元彦兵庫県知事について言及した。
昨年7月に亡くなった兵庫県の幹部職員が、斎藤知事を内部告発した事に端を発し、事態を重く見た兵庫県議会が文書問題調査特別委員会(百条委員会)を設置。アンケート調査やヒアリングなどを重ね、4日に「調査報告書」が公開され、5日に行われた議会で承認された。
斎藤知事のパワハラ疑惑について兵庫県議会は「パワハラ行為といっても過言ではない言動があった」と認定。物品のおねだり疑惑には「個人として消費したと捉えられても仕方がない行為もあったと言わざるを得ない」とし、さらに幹部職員による告発について、文書は外部公益通報に当たる可能性が高いと厳しい評価を下した。
議会の報告を確認した橋下氏は「知事は辞職、もしくは議会は再び不信任を突きつけるべきだ!」とし、今の兵庫県政の混乱は、斎藤知事が昨年9月に議会から不信任を突きつけられた際に、自動失職して出直し選挙に出馬したせいだと指摘。「自分の身分を守るためじゃなくて、兵庫県民のことを考えて、王道で『辞職』するのか、不信任を突きつけられたら議会を解散して勝負をかける。自分の味方を半分に入れ替えることができたら、これで終わるから。あとは県民のみなさんの判断」とコメントした。
最後に告発内容が騒がれたことで、斎藤知事が深夜のメールを改めたなどの行動を説明し「告発文書のおかげでちゃんと斎藤県政が正されたことは、告発者ありがたいと思うし、その人を処分したというのは言語道断。斎藤さんは権力者としては不適格だと思いますよ」と強い口調で糾弾した。

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